...そして同じ千六百年初頭、即ち天正、文祿、慶長の頃、ポルトガルの宣教師たちははるばる太平洋を越えて、肥前長崎に西洋印刷術を傳へてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...身祿さんにお詣りする者はずっと多くなり...
豊島与志雄 「霊感」
...天文・永祿から元龜・天正へかけて極めて短年月の間に驚くべき改宗者を得たことは...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...そんな所に落ちて居たんでせう」祿兵衞は齒の根も合ひません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紫田彈右衞門は恐ろしく氣樂な男で、門弟の身分などに選り好みを言はなかつたのと、百姓町人と雖(いへど)も、身のたしなみに一應の武技は心得て置くべきであるといふ建前で、門人の半分以上は町の若い者達に、無祿の浪人共、それにほんの少數の裕福でない御家人の子弟が交(まじ)つてゐるといふ程度のものでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまりにも貫祿が違ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは中年者でも錢形平次とは貫祿が違つて居るので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人も祿(ろく)もない鈴川主水は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ若くて貫祿がないせゐか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お江戸となつた元祿のころには...
長谷川時雨 「大川ばた」
...木場(きば)は元祿十年に現在のところへ移つたが...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...元祿の初年からは...
原勝郎 「鞦韆考」
...さて其より三年を過て十一年(元祿)丑((マヽ))の秋...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...扨元祿初年又其前に...
南方熊楠 「女順禮」
...これは元祿六年の序があります...
森鴎外 「假名遣意見」
...義として周の祿を食はず...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...元祿事件の表面の經緯や義士たちの傳は...
吉川英治 「折々の記」
...働く者に當然與へられる天祿であり...
吉川英治 「折々の記」
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