...此地に引移つた永祿三年(一五六〇年)から沒落の承應三年(一六五四年)までは百年近くなるが...
石川三四郎 「浪」
...既に其前から其新聞紙上で俳話を公(おほやけ)にして元祿の俳句の復興を唱道してゐたのであるが新聞記者となつてからは愈其旗幟を明かにして盛んに論陣を張つた...
高濱虚子 「俳諧師」
...天正中回祿にかかりてより今の如く僅の小社となれり...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...つまり「市郎助」が書いた庄太夫の墓の碑文に「元祿十年十月十九日本木武平次之を建つ」とあるのださうだから...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...通詞の食祿は尠い方ではなかつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...元祿二年から四年まで出島の商館長だつた人物...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大體文化といふものが大阪に盛になつたのは元祿以後である...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...乾隆帝は天祿琳琅書目を作つたが...
内藤湖南 「支那目録學」
...此通り無祿(むろく)の浪人者だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間もなく高木の方も祿を捨てゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元祿年間の大彈壓には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで貫祿が違ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相手とは貫祿が違ひ過ぎるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お江戸となつた元祿のころには...
長谷川時雨 「大川ばた」
...武士が食祿の多少でなく...
長谷川時雨 「初かつを」
...いずれも寛濶なる貫祿を身につけ...
久生十蘭 「魔都」
...當時水戸家は元祿十三年に西山公が去り...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...元祿時代の人間が...
吉川英治 「折々の記」
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