...そこに小さな祠が置かれて居た...
安倍能成 「初旅の残像」
...祠を置くには奇妙な場所であるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一隊の兵士と一隊の自衛団と一隊の警官と五人の探偵がこっそり未荘に到著して闇に乗じて土穀祠(おいなりさま)を囲み...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...常磐祠下の料理屋に投じ...
大町桂月 「水戸觀梅」
...丁蘭はそれを家のうちに祠(まつ)つて女房とともに生きた人に対するやうに丁寧にかしづいた...
薄田泣菫 「茶話」
...稲荷さんの祠が建ったら...
豊島与志雄 「霊感」
...満願稲荷(まんがんいなり)とかいた祠(ほこら)があって...
永井荷風 「寺じまの記」
...橋向(はしむこう)にある昔ながらの白鬚神社や水神(すいじん)の祠(ほこら)の眺望までを何やら興味のないものにしているのも無理はない...
永井荷風 「水のながれ」
...驚ろかんとあせる群集は弁天の祠(やしろ)を抜けて圧(お)して来る...
夏目漱石 「虞美人草」
...一千両の祠堂金を奪い取ると申して居ります」「ホウ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お糸さんは祠の前へ跪坐(きざ)して叮嚀(ていねい)に礼拝した...
平出修 「二黒の巳」
...小祠は田舍の郵便箱のやうな形をしてゐる...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...ハヌマンその祠に乱入してパノチを踏み潰(つぶ)し二人を救うた縁により...
南方熊楠 「十二支考」
...京水瑞英の家に「生祠記」一巻があつて具(つぶさ)に載せてあつたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同郡上加茂村大字物見にも金鋳護宮(かないごのみや)という祠が三つ...
柳田國男 「地名の研究」
...太田持資(おおたもちすけ)が築城以前からあったのをそのまま江戸城の最も奥まった所に祠(まつ)ってあるというのは...
吉川英治 「江戸三国志」
......
吉川英治 「三国志」
...彼の眠っている小さい祠(ほこら)の廂(ひさし)には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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