...これは最もみすぼらしい小舎にあった祠である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...祠(ほこら)のうしろを見ることは...
江戸川乱歩 「疑惑」
...祠の右に楠の大木あり...
大町桂月 「吾嬬の森」
...丘上に念の入りたる淺間祠を安んず...
大町桂月 「石田堤」
...寛一郎の家の後へ小さな祠を建てさせ...
田中貢太郎 「掠奪した短刀」
...その祠の前に手を合せたためかも知れない...
田山録弥 「赤い鳥居」
...今一人はかつて浪子を不動祠畔(ふどうしはん)に救いしかの老婦人なり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...西の久保八幡祠前に出でし時満月の昇るを見る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雨漏(あまもり)のひどくなつた祠も修繕させようと思ふと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...祠の中には、御幣(ごへい)が一本立つてゐる切りだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木造の小さな祠(ほこら)があるが...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...今も倉科様てふ祠ある(『郷土研究』四巻九号五五六頁...
南方熊楠 「十二支考」
...垂水(たるみ)の神祠を拝し遊女冢をすぎ千壺岡(ちつぼのをか)に上つて看る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...菅神祠(くわんじんし)あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...明応七年兵燹(へいせん)にかかりて枯しを社僧祠官等歌よみて奉りたれば再び栄生せりといへり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それもアインスタインのは、ただの無機物の世界としてだけより生かしていないところを、日本の淫祠のは、音波という四次元の世界を象徴した、つまり音波の拡がりのさまを、人間の生命力のシンボルとして解しているんですね...
横光利一 「旅愁」
...やはり一個の石神が祠(まつ)ってあります」「ウム...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼の眠っている小さい祠(ほこら)の廂(ひさし)には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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