...どうも多少ふだんよりも神経質になつたやうであります...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...このごろはあなたのほうが木村以上に神経質になっていらっしゃるようだけれども...
有島武郎 「或る女」
...わが国百万の胎児を神経質にし...
海野十三 「奇賊は支払う」
...君が神経質になり過ぎているものとしか...
太宰治 「虚構の春」
...唇の端を神経質にピクピクさせているのであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あれでなかなか神経質になっているんだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...要するに彼女は野生の獣で、これに比べると綺羅子の方は、物の言いよう、眼の使いよう、頸(くび)のひねりよう、手の挙げよう、総(す)べてが洗煉(せんれん)されていて、注意深く、神経質に、人工の極致を尽して研(みが)きをかけられた貴重品の感がありました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...神経質にヒク/\蠢(うご)めく鼻が附いてゐた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...それが極度に神経質に配慮されているというだけの違いなのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...家族は娘と、神経質になつた、病身の婿と、孫五人とである...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...この畏怖(いふ)の念は神経質に生れた僕の頭で拵(こし)らえるのかも知れないとも疑(うたぐ)って見た...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんな事から日常生活が恐ろしく神経質になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家人が皆神経質に注意しているので...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...しかし、壁際の床の上の靴跡を見ると、壁から二センチほど離れたところにキチンと踵を揃えたのみならず、神経質に、極めて焦立たしそうにたびたび足を踏み変えている...
久生十蘭 「魔都」
...その病院では看護婦たちに持て余されたくらい神経質になった彼は...
堀辰雄 「恢復期」
...ワルマ卿が神経質になり情緒不安になるときがあった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...変に神経質になるのはよくないねという声もきこえるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どこやら神経質にみえる...
吉川英治 「私本太平記」
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