...哀しい出来事があって、しばらく傷神気分が続いている...
...ただ何とも言えない神気(しんき)が...
芥川龍之介 「秋山図」
...ゆるやかに神気を養い...
上村松園 「あゝ二十年」
...却(かえっ)て様式破綻(はたん)から溢(あふ)れ出る技術と精神気魄(きはく)との作ったものである...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...人の神気を吸うて...
田中貢太郎 「劉海石」
...新しき音楽が如何にも皮相的にして精神気魄(きはく)に乏しきはむしろ当然の話である...
永井荷風 「妾宅」
...精神気力の低落(ていらく)に伴(ともな)ふ様になつた...
夏目漱石 「それから」
...又部分訳は古典の精神気魄を伝うる上に於いて不十分である...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...いわゆる神気(かみけ)の副(そ)うた女人は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...産は常の如くにしてたゞ終りて後(のち)神気快からずと雖(いえども)死ぬやうなことは決して無い...
柳田国男 「山の人生」
...神気逆上して吾が心も...
夢野久作 「白くれない」
...……すなわち昔はこれを『神憑(かみうつ)り』とか『神気(かみげ)』とか『神上(かみあが)り』とか称していたもので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...即ち至誠神明に通ずる底(てい)の神気を以て朗々と吟誦するのです...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...神気寒倹たるものがある...
横光利一 「欧洲紀行」
...神気ようやくあたりにたちこめ...
吉川英治 「三国志」
...神気のつづくいわれはございません...
吉川英治 「三国志」
...いつか神気朦朧(しんきもうろう)として空も見えなくなってしまった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...われ知らず昏々(こんこん)と神気を失いかけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰もが神気朦朧(もうろう)としているうちに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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