...曰く経典の翻訳は神慮を受けた人達の手によりて成就されたのであるから...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...無精(ぶしやう)は神慮(しんりよ)に協(かな)へり...
三文字屋金平 「為文学者経」
...神慮(しんりよ)に任(まかせ)て神使とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...巫女舞(みこまい)をすかせ給ひて神の春神慮今鳩(はと)をたたしむ初詣昭和十年一月一日 午後...
高浜虚子 「五百句」
...天王の神慮變ると我は見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...おれは奇跡を信じてるから」「奇跡を?」「うん、神慮の奇跡をさ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「さて弘(ひろ)めまするところは神慮(しんりょ)神事(かみごと)なり...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこにあらたかな神慮の徴(しる)しを占ったとて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...八洲(やしま)もる国つ御神(みかみ)もこころあらば飽かぬ別れの中をことわれどう考えましても神慮がわかりませんから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...僕は神慮に称(かな)っていると見えて...
森鴎外 「独身」
...神慮に立ち入って究めることは敢(あえ)てしない...
森鴎外 「独身」
...最も神慮に叶うゆえんであると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...神慮のほどを始終解釈したり批評したりする人々...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おぞましくも神慮を和らげえたりと考う(聖アウグスティヌス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...神慮を和らげつつありと信ずる人々よ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...安倍晴明(胸を反らせて)「私は博士安倍晴明だ」弘高(片手をあげて)「神慮汝(なんじ)の上に安かれ」(大股(おおまた)に去る)声に出して読んでみてから...
山本周五郎 「青べか物語」
...斯様(かよう)な無礼を働らいて神慮を無視したために勤王の義兵でありながら一敗地に塗(まみ)れた……』衣冠束帯の神主が得意然とここまで喋舌(しゃべ)って来た時に...
夢野久作 「近世快人伝」
...神慮ニ任セ、闇々(アンアン)トシテ明ケ暮スマデ也...
吉川英治 「新書太閤記」
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