...この人は神の国を望めるものなり...
芥川龍之介 「西方の人」
...おのずから外部的に神の国は成立するのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...朝やけの美しい空に、自然児(しぜんじ)としてのほこりを感ずることもあったし、夕映えのけんらんたる色どりの空をあおいで、神の国をおもい、古今(ここん)を通じて流れるはるかな時間をわが短い生命にくらべて、涙することもあった...
海野十三 「恐竜島」
...伊弉冊二神の国土...
高木敏雄 「比較神話学」
...神の国は何に似たるか...
太宰治 「正義と微笑」
...ええと……子供の如くならずんば……神の国に入るを得ず……...
豊島与志雄 「人の国」
...只霊に於て益神の国と其の義(たゞ)しさとを求める事である...
長與善郎 「青銅の基督」
...神の国をおもわせたのでした...
新美南吉 「丘の銅像」
...やがてキリストが出て「神の国は近づけり」と説くのにふさわしい情勢をヘロデは生涯を費して作り上げていたようなものだった...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...そこにこそたゞ一つ神の国に入るの道が残されてゐるのである...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...神の国は近づいて来るのである...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...釈尊やクリストが地上に現れて神の国の理想を説いてから二千年乃至三千年になる...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...それにも拘らず人類は些(すこし)も神の国に近づかうとしない...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...悪魔のあらゆる誘惑を斥けて、神の国に進まう...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...第二にアウグスチヌスの『神の国』...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...どうかして神の国をこの世に具現したいと希(ねが)うでしょう...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...日本が神の国において罪深いものとして見られる事は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...『神の国』の著述は十五年の年月を要し四二七年に完成したのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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