...彼女の誕生日に祝物を贈った...
...祝物を買いにデパートに行った...
...結婚祝いに祝物を贈るのは当たり前の習慣だ...
...友人からの祝物は、嬉しいものだった...
...祝物を開けて中身を確認すると、素敵なプレゼントだった...
...子供の誕生の祝物をとどけるようにいってくれ」「ばかなことをいうな...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...色々の祝物が秩序もなくおかれてあった...
徳田秋声 「あらくれ」
...――沢山(たくさん)のお祝物と一緒にして置いたワ」「お姉様はその間に開けて御覧になった?」「いいえ」「すると...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...兼(かね)が涙ながら來し頃は早暮て、七間間口に並びしてふちん門(もん)並の附合(つきあひ)も廣く、此處一町はやみの夜ならず金屏(きんびやう)の松盛ふる色を示前に支配人の立(たち)つ居つ、何の奧樣一の忠義振かと腹は立どさすが襟(えり)かき合せ店に奧に二度三度心ならずもよろこび述て扨孃樣よりと、包(つゝみ)ほどけば、父親の好(このみ)戀人の意匠、おもとの實(み)七づゝ四分と五分の無疵(むきず)の珊瑚、ゑりにゑりし花笄(はなかうがい)、今宵の縁女となる可、兄より祝物、それを贈(おくる)心(こゝろ)はと父親も主もばあやも顏見合すれば兼(かね)は堪かねて涙はら/\こぼしつゝ外にも一品花嫁(はなよめ)には幸に見られねど盃受く靜夫はわな/\と、打ふるひぬ、つき上る苦敷(くるしき)思(おもひ)も涙も共に唯一息眼つぶりてのみ込ば、又盃は嫁にりぬきらりと取手(とりて)に光物靜夫が目に入し時、花笄の片々する/\とぬけて、かた袖仲人が取つくろふひまも無、盃臺のわきにみぢんとなりておもとの實は、ころ/\と靜夫(しづを)が袴の前にころがりぬ...
長谷川時雨 「うづみ火」
...今のうちからお祝物の為に貯金でもしてゐてお呉れな...
牧野信一 「小川の流れ」
...そしてお祝物には魚を添えなければならない(葛西氏は常に...
牧野信一 「断想的に」
...御祝物進呈仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お祝物の鯛車で育て上ったわんぱくどもが...
山本笑月 「明治世相百話」
...お猿のチヤンチヤンコみたいな祝物をうんとこさと持ち込まれ...
吉川英治 「折々の記」
...で、そのお祝物は、そつくり押入れにつつこんでしまつたきり、つい仕舞ひ忘れてしまつたのであります...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索