...(明治四十一年九月『琉球新報』所載・昭和十七年七月改稿)日本勢の運天港上陸を歌ったオモロせりかくの のろのあけしの のろのあまぐれ おろちへよるいぬらちへうむて〔ん〕 つけてこみなと つけてかつお〔う〕 だけ さがるあまぐれ おろちへよろい ぬらちへやまとの いくさやしろの いくさ〔十四―四六〕これは、勢理客(せりかく)の祝女(のろ)が、あけしの祝女が、祷(いの)りをささげて、雨雲を呼び下し、武士(もののふ)の鎧を濡らした、武士は運天(うんてん)の小港(こみなと)に着いたばかりであるのに、祝女は嘉津宇嶽(かつうだけ)にかかった雨雲を呼び下して、その鎧を濡らした、この人々は大和勢(やまとぜい)である、山城勢である、というほどの意である...
伊波普猷 「土塊石片録」
...祝女のつかさは神と話をする...
柳田国男 「海上の道」
...曰(いわ)く「棚原(たなばる)の祝女稲福婆(いなふくばば)...
柳田国男 「海上の道」
...分かれて地方に住む古来の祝女(のろ)たちまでが...
柳田国男 「海上の道」
...白衣の祝女たちの行列の間をくぐって...
柳田国男 「海上の道」
...以前地方の祝女(のろ)の頭(かしら)たちが拝謁に出たときに...
柳田国男 「木綿以前の事」
便利!手書き漢字入力検索