...偶(たまたま)衆客(しゆうかく)皆(みな)杯(さかづき)を挙げて主人の健康を祝するや...
芥川龍之介 「骨董羹」
...「世界中のお祝するお誕生日」である...
芥川龍之介 「少年」
...もって婚儀を祝するなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...谺(こだま)はさながら月がこの一隊を祝するように...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...それ故に既往を祝すると同時に将来の慶應義塾の発展を祝するのであります(拍手喝采)...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...これを祝する意味に於いて...
太宰治 「春の枯葉」
...ポーラとの結婚を祝する座員ばかりの水入らずの宴会の席で...
寺田寅彦 「自由画稿」
...吾人がかつ訝りかつ祝するゆえんにして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...余は此點に於て新内閣の成立を祝するに躊躇せず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私が受賞を祝するのは...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...吾輩(わがはい)は大いに古賀君のためにこの転任を祝するのである...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...先生の喜壽を祝すると共に...
西田幾多郎 「井上先生」
...自分は無論先生の比類稀(ま)れな長寿を祝する事には異存は無いが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...汝死人に遇わば愍(あわれ)んで今後かかる事なかれと言うべきに多く祝するは何事ぞと...
南方熊楠 「十二支考」
...腹の中にて新年を祝する胃吉(いきち)と腸蔵(ちょうぞう)「オイ胃吉さん...
村井弦斎 「食道楽」
...最後にわたくしは渋江伊沢等諸名家の現存せる末裔の健康を祝する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私は「書後」の筆を投ずるに臨(のぞ)んで敬(つゝし)んで君の健康を祝する...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...親や目上の人の健在を祝する酒宴があった...
柳田国男 「年中行事覚書」
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