...ころり投げ出されたと思って目さあけると...
泉鏡花 「海異記」
...蟹(かに)を潰(つぶ)した渋柿に似てころりと飛んだ...
泉鏡花 「海異記」
...ころりと横になり...
岩野泡鳴 「耽溺」
...その水があツちへころりこツちへころり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...前の權幕とはころりと違つた聲が聽えた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あやうく身体の平衡(へいこう)を失ってすってんころりんとするところを...
海野十三 「海底都市」
...八十三でころりと亡くなつたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...大王の首はころりと落ちた...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...同時に首はころりと落ちたが...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...ねがふところはたゞそれころり徃生である...
種田山頭火 「其中日記」
...荒蓆(あらむしろ)の上にころり横になって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...銀の延打(のべうち)の煙管(きせる)を畳の上にころりと落す...
夏目漱石 「虞美人草」
......
野口雨情 「朝おき雀」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...ころりと横になつて胸のあたりをはた/\と打あふぐ...
樋口一葉 「にごりえ」
...ふいるむわが家はきのふもけふも子守唄には暮れつつ洋灯(らんぷ)の下(した)にみな来りておころりころりをうたへり...
室生犀星 「忘春詩集」
...灸はそのままころりと横になると女の子の足元の方へ転がった...
横光利一 「赤い着物」
...ころりと違った性格のものである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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