...「クリスマスが來たよ、太鼓鳴らせうよ、隣近所を呼び集め、顏がそろたら、御馳走祝うて、風もあらしも寄せつけまいぞ……云々」晩食のお蔭で誰も彼も陽氣になつてゐた、で、老竪琴師が召使部屋から呼びだされて來た、彼は一晩中そこで絃をぶるんぶるん鳴し續けてゐたのであつた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...雁の卵――御世の榮えを祝う歌曲...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...今の世代は立派な系統の当主であるということを自ら祝う傾きが少々ありすぎる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...はじめて自由になった自分の時を祝うために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...張一滄の一人娘の幼明の誕生日を祝うためでありました...
豊島与志雄 「立札」
...すでにこれを祝うための一群の人びとがそこにいる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...)祝うべきかな生...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...毎年二月初めの日曜にこれを祝うて今に絶えぬと...
南方熊楠 「十二支考」
...日本で正月に餅を鼠に祝う代りにこのパンを取り寄せて与えるがよかろう...
南方熊楠 「十二支考」
...クリスマスを祝うことが出来るんです...
三好十郎 「その人を知らず」
...「これがお前の門出(かどで)を祝うお酒だよ」こう言って一口飲んで弟にさした...
森鴎外 「山椒大夫」
...縁起を祝うのであろう...
柳宗悦 「陸中雑記」
...祝うねうちがあるとは思わないか」――もはや御万代...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「祝う身寄りもなくって寂しいから...
山本周五郎 「柳橋物語」
...私の誕生日を祝うことよりも私の家来のサンタクローズにいろいろのものを貰う方を楽しみにするようです...
夢野久作 「雪の塔」
...旁(かたがた)きょうは祝うべく楽しむべき日だ...
吉川英治 「上杉謙信」
...その完成を祝う祝宴のため...
吉川英治 「三国志」
...きょうのお城入りを祝うとて...
吉川英治 「新書太閤記」
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