...南京攻略の祝賀会が方々で催される(国民的感激の高調が公報を待ちきれないで)...
種田山頭火 「其中日記」
...読者諸君の健康を祝しつつここに一先(ひとま)ず此手紙の筆を擱(さしお)きます...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...信祝も解(かい)せる...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...「夕方から南京町でK君のために祝ひの會をすることになつてゐるから...
中島敦 「かめれおん日記」
...今の余のように生き延びた自分を祝い...
夏目漱石 「思い出す事など」
...帰ったら卒業祝にこれを御前にやろうと約束して行ったんだよ」「僕も覚えている...
夏目漱石 「虞美人草」
...折角ここまで運んだ祝言...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここで生れた赤ん坊なのかしらと、わたしは、世間の赤ん坊のように、何の祝福も、何の歓待も享(う)けていない、淋しい赤ん坊のために、この若いお母さんは背中の赤ん坊にどんな償(つぐな)いでもしなければならないだろうと、わたしは、異常な生涯を持つ、この小さい赤ん坊の為に、ふっと、その女のひとに怒ってみるような気持ちも心に走って来ました...
林芙美子 「新生の門」
...教会で新年を祝う真夜中の儀式と...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...向うの家の奴なんぞと一しょに裳着(もぎ)の祝をしてやろうよ」などと愉(たの)しそうに御相手をせられていた...
堀辰雄 「ほととぎす」
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室生犀星 「愛の詩集」
...これをエイエイ祝詞(のっと)という土地もある...
柳田国男 「母の手毬歌」
...この一年一度の大切な祝の日を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...御殿で定った祝宴はあるが...
山本周五郎 「いさましい話」
...われわれが祝ってやった日からつい二三日して...
山本周五郎 「山彦乙女」
...私自身の祝ひ事らしいことは...
吉川英治 「折々の記」
...どちらへでござんす」「火(ふいご)祝いに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...下総四郡は、万歳の声で沸き返り、門には、祝賀の車馬が、毎日、市をなす有様だった...
吉川英治 「平の将門」
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