...祖述者の何人たると...
石川啄木 「所謂今度の事」
...當時世人から一般にトルストイを祖述する者として取り扱はれ...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...甚だしきは全く原文を離れて梗概(こうがい)を祖述したものであった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それの注釈や祖述...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...その城郭の中だけに通用する芸術論を構成し祖述し...
寺田寅彦 「生ける人形」
...其後之を祖述したる者は間出すれども...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...現存の人で之を祖述するものに張爾田と孫徳謙の二人がある...
内藤湖南 「支那目録學」
...それで堯舜を祖述することは恐らく其以後に出來た思想であつて...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...張得天を祖述して居る...
内藤湖南 「北派の書論」
...たゞ先生はマックスウェル(今はニウトン第二世と尊敬されている)を祖述し議論鮮明であつた...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...後の思想は彼の祖述以上に多く出でぬといつても過言ではないであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...万葉の悪歌を祖述する反動的日本主義がわるいのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...大部分テエヌの祖述である...
平林初之輔 「文学方法論」
...忍月居士はみづからハルトマンを祖述すと稱しながら...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...みだりに儒佛を祖述し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...単なる古伝の祖述を超越した勇断であった...
柳田国男 「海上の道」
...蓋(けだ)し明治の初年より洋学者が世上に紹介せし経済論は大約アダム・スミスを祖述し一個人を単位とし放任主義を旨(むね)とする旧学派なりしかば...
山路愛山 「明治文学史」
...アダム・スミス及び彼を祖述せるすべての学者は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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