...甚だしきは全く原文を離れて梗概(こうがい)を祖述したものであった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それの注釈や祖述...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...これを紹介し祖述する事に敏捷(びんしょう)な人々の多い世の中に...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...横井小楠『学校問答』中の意見を祖述したるもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...川本幸民が「遠西奇器述」で電胎法のことを祖述したのは嘉永六年で一八五三年...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...だが之は或る末流的な祖述者達が結論しているように...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...其後之を祖述したる者は間出すれども...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...それで堯舜を祖述することは恐らく其以後に出來た思想であつて...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...堯舜を祖述するといふ思想は...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...(やまと叢誌に出でたり)本居氏を祖述して...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...ただ前代を祖述(そじゅつ)するよりほかに身動きがとれぬ...
夏目漱石 「野分」
...平面幾何の祖述者で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...後の思想は彼の祖述以上に多く出でぬといつても過言ではないであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...勝本説を祖述するもので...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...あるいは芭蕉を祖述し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...人事に就きて逍遙先生に寄すと題したる文及此頃の文學界)かくてなほハルトマンを祖述すといはむはいとなん影護(うしろめた)かるべき...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...アダム・スミス及び彼を祖述せるすべての学者は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...自分の考えでその説を祖述してみよう...
和辻哲郎 「孔子」
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