...苟(いやしく)も進展性にとめる真理の祖述者(そじゅつしゃ)は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...祖述者の何人たると...
石川啄木 「所謂今度の事」
...甚だしきは全く原文を離れて梗概(こうがい)を祖述したものであった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...クロはいわゆる「科学的」社会主義の祖述者のごとくに...
大杉栄 「獄中消息」
...ダーウイニズムを祖述する理学博士I氏が...
薄田泣菫 「茶話」
...各々これを祖述しつつあるのである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...それの注釈や祖述...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...だが之は或る末流的な祖述者達が結論しているように...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それで堯舜を祖述することは恐らく其以後に出來た思想であつて...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...(やまと叢誌に出でたり)本居氏を祖述して...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...たゞ先生はマックスウェル(今はニウトン第二世と尊敬されている)を祖述し議論鮮明であつた...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...平面幾何の祖述者で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...後の思想は彼の祖述以上に多く出でぬといつても過言ではないであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...勝本説を祖述するもので...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...大部分テエヌの祖述である...
平林初之輔 「文学方法論」
...貞徳は鑑武を祖述せんとしてその糟粕(そうはく)を嘗(な)めたる者といふべし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...忍月居士はみづからハルトマンを祖述すと稱しながら...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...まことに布置(ふち)や祖述(そじゅつ)の首尾も体(たい)を成しておりません...
吉川英治 「随筆 新平家」
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