...次にムロビコの王は若狹の耳の別の祖先です...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...これは昔人間がまだ人間とならなかったころの先祖が実際動かしていたもので...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...ちょん髷(まげ)をつけたわれらの祖父母曾祖父母(そうそふぼ)とはどうしても思われない...
寺田寅彦 「映画時代」
...祖先崇拝の情をかほど根深く維持してるものはなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この以前藩主の奥方と祖母君は江戸の邸にいられたのを...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...初てわが手をこゝに引き鳩に豆まくたのしさを共にながめてたのしみし祖母はとく失せ母もまた世になき人となりにけり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...そしてわれらの祖国は翌昭和十二年の十一月には...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...それが武内宿禰の祖先である...
蜷川新 「天皇」
...祖母はフサ...
久生十蘭 「虹の橋」
...祖母がはっとして我に返った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...上述ごとく祖神がその子たる人間を護り...
南方熊楠 「十二支考」
...具無修無証仏祖行李之眼...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お祖父様も花鳥風月を友とする事が出来なくなられたらしい...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...それが生れ故郷から來た彼の老祖母だといふことを知つてゐながら...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あとでお越し下さい」黄祖は去ったが...
吉川英治 「三国志」
...彼は何を怨んで魏に弓を引く心になったと卿らは考えるのか」「それはすでに太祖(たいそ)武帝(曹操の諡(おくりな))が疾(と)く観破して仰せられていたことです...
吉川英治 「三国志」
...三浦一族の者から大祖父と仰がれている三浦大介義明(みうらおおすけよしあき)が...
吉川英治 「源頼朝」
...仏祖の保任する即心是仏は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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