...曽祖父欣次衛門(私の欣一はこの字を貰った)の父か祖父かが江戸に出たので...
石川欣一 「可愛い山」
...雨中の水面に祖朶(そだ)をつんだ海苔採り舟が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...祖母は、さっきから勉強室にひとり閉じこもっている末弟を、可哀そうでならない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...そこで祖母は、骨だらけの指をケリュウ爺さんの鼻先で動かしながら、お前さんは一月うちに死ぬか結婚するかどっちかだと明言したものです...
谷譲次 「踊る地平線」
...祖父は彼を賛美していたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その後廿七年を経て父の代に更に祖父が代官中の功績を追賞されて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...祖母さんにはかなはない!」蠅が自分を障子にブツ突ける音がパタツとした...
中原中也 「耕二のこと」
...その時第一に馳(か)け付けたものは祖父であった...
夏目漱石 「それから」
...祖母はあたしを可愛がった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...祖母を揉みに毎日くる小あんまに...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...祖父がふと振りかへつて見ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...それから祖父(おぢい)さまも曾祖父(ひいおぢい)さまもその前にね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...『ブラアミイすなわち第一位の婚礼による妻の息子は、徳行をなせば、十人の祖先、十人の子孫、及び二十一人目たる自己を、罪障から贖う...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...祖母は毎日會つてゐるふうに...
室生犀星 「命」
...梅宇の子が蘭懐祖(らんゑんくわいそ)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...のどけさといふものを私たちの祖先が持つてゐたといふことに對しては大いなる誇りと...
吉川英治 「折々の記」
...中興(ちゅうこう)の祖と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お許(もと)たちの御先祖様はといえば...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??