...酒によつて生命の障礙を拭ふことは出來る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...道の實現を礙げてゐるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...倫理上の障礙(しょうがい)...
江戸川乱歩 「心理試験」
...その周囲を利用することに著しき障礙を来さしめた...
大杉栄 「生の拡充」
...何の苦労も何の障礙も感ぜられなかった...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
......
種田山頭火 「行乞記」
...一部は橋の袂から突出た巖に礙(さまた)げられてこゝに淵を湛へ...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...花のような佳人とが融和して一団の気と流れて円熟無礙(むげ)の一種の感動を余の神経に伝えたのである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...礙滞(こだわり)なく...
羽志主水 「監獄部屋」
...若シ近地堅硬或ハ礙磚石ナレバ則チ間ニ遠近ナシ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...円本出版社は斯く通信機関を妨害すると共にサナキダに横暴なりし大新聞社を一層横暴ならしめたとも云い得る運輸機関の大障礙汽車汽船又は自動車で大貨物を輸送するのは...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...障礙(しょうがい)を凌(しの)ぐことはある...
森鴎外 「あそび」
...無礙(むげ)自在の力が既に宇宙の脈のうちを流れ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...1080神々に似た己の歩(あゆみ)を礙(さまた)げることは出来まい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...富は道を妨礙する...
森鴎外 「古い手帳から」
...阻礙なしといえり...
森鴎外 「みちの記」
...その享楽の世界において無礙(むげ)の愛を持っているのである...
和辻哲郎 「享楽人」
...交通に障礙を与える橋の破壊も死刑である...
和辻哲郎 「鎖国」
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