...あすの日は途(みち)の障礙(しやうげ)ぞ...
エミイル・※[#濁点付き片仮名ヱ、1-7-84]ルハアレン Emile Verhaeren 上田敏訳 「不可能」
...表面の運動となるのにいろいろと障礙があった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...障礙(さわり)もないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...繪畫に於いて十方無礙な譎の本領を發揮した...
高村光太郎 「正と譎と」
...直接には自己の作仏の障礙(しょうがい)となる如き悪といわれる行為をも...
田辺元 「メメント モリ」
......
種田山頭火 「行乞記」
...十方無礙の空であり...
種田山頭火 「其中日記」
...行雲流水、無礙無作、からりとして生きて行け...
種田山頭火 「其中日記」
...「お助けを!」輕侮(けいぶ)の念が冷くロチスター氏の心に來た――何か障礙(しやうげ)が凋ませて了つたやうに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...なんの障礙(しやうがい)もないやうな向になつてゐたのでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...この奔放無礙なる大振舞ひに一途の精神を打ち込めた太鼓たゝきの荒武者の打ち鳴らす太鼓の音は...
牧野信一 「バラルダ物語」
...其病は書を裁することを礙(さまた)ぐる程のものではなかつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...若し然らずして、わたくしが識らず知らずの間に、人に強(し)ふるに自家の私見を以てし、束縛し、阻礙し、誘引し、懐柔したならば、わたくしは失敗したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...思慮のある男には疑懼(ぎく)を懐(いだ)かしむる程の障礙物(しょうがいぶつ)が前途に横(よこた)わっていても...
森鴎外 「雁」
...一たび比量智を役して、おのが聖教量智を證せむとするときは、障礙乃ち生じて、缺漏つひに掩ふべからず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そいつは啻(たゞ)に周囲の援助を妨礙(ばうがい)しようとするばかりでは無い...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...美しさとは無礙である時に極まる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「葛藤纏繞の上に於て無礙(むげ)なる道著現成す...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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