...しかも米連の主力艦隊は、この三角暗礁に、かなり近いところを航行中のようである...
海野十三 「地球要塞」
...私は三角暗礁へ戻ってきたのだ...
海野十三 「地球要塞」
...私は再び元の三角暗礁(あんしょう)内の一室に戻っていたが...
海野十三 「地球要塞」
...珊瑚礁の上に乘つてゐる海水はさらに鮮明度を増す...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...そして倒れた暗礁なのである...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...一つの世代は他の世代を坐礁した船のように見棄てるものだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...其の時沙と礁の破片(かけら)を運んでいた人足の群も...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...沖には弁財船が岩礁のように浮んでいて...
知里真志保 「あの世の入口」
...求めて一塊の岩礁に膠着(こうちゃく)して常に不自由を喞(かこ)つ人も稀にはあることはあるように思われる...
寺田寅彦 「学問の自由」
...こうなるとジャーナリズムはむしろ科学の学海の暗礁になりうる心配さえ生じるのである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...今ちょうど外海から堡礁(リーフ)の裂目にさしかかったところだった...
中島敦 「環礁」
...其平らな入江の沖には暗礁でもあるものと見えて土手のやうに眞白な波の立つて居る所がある...
長塚節 「佐渡が島」
...岩礁の上を這って...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...岩礁地帯のはずれ近くまで行くことがある...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...帆船サンタアナ号がオールデンバー近くの突端で座礁し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...或るカイタイ会社が北海道のどこかで暗礁にのりあげて三年の間ゆらゆらしていた五千トンの船を二万円で買った...
宮本百合子 「くちなし」
...とする両軍の面目問題が暗礁(あんしょう)となって...
吉川英治 「新書太閤記」
...高い岩壁に沿うて十丈又は十五丈もある黒鉄色の岩礁が二三本鎗の穂尖(ほさき)の様に鋭く並んで聳え立って居る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索