...離崎、鵜の尾岬、水莖山、松川浦、長洲の磯、鶴巣野、梅川、松沼濱、沖が島、文字島、紅葉の岡、川添の森、これ松川浦の十二景とする所なれども、さばかりの景致あるにあらず...
大町桂月 「常磐の山水」
...そして豐前の志賀島の志賀明神は此の磯良を祀つて居り...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...伊良湖の荒磯で貝穀(マヽ)を拾ひ若布を拾うたことは忘れられない...
種田山頭火 「旅日記」
...通りかかったソンキの岡田磯吉(おかだいそきち)と...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「あれ磯谷の友達だった人ですよ...
徳田秋声 「黴」
...親分」「シツ」「驚いたなア」「驚くのはこれからだよ」磯屋の裏をグルリと一と廻り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「吉田磯吉」とを結びつけたわけではなかった...
火野葦平 「花と龍」
...鴫立沢(しぎたつさわ)の秋の夕暮れという大磯の歌を...
正岡容 「寄席」
...酒乱の磯部主計之助(かずえのすけ)の怒強く...
三木竹二 「明治座評」
...磯部の玄関にて生酔(なまよい)本性違はぬ処を示し...
三木竹二 「明治座評」
...これで二円五十銭ですつてさ!磯 しかし...
三好十郎 「地熱」
...どちらも大磯と同じ中郡(なかごおり)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...四七 花見と磯遊び三月節供の日またはその翌日に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...荒磯の岩畳を渡りて虹汀の傍(かたわら)に近づき来り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...街道から磯へ降りてくる一群(ひとむれ)の人影が見えはじめました...
吉川英治 「江戸三国志」
...浅井の家中磯野丹波守(いそのたんばのかみ)の手勢がなお立籠(たてこも)っていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...(西)明石方面からの磯づたいに一ノ谷の西木戸を突いた源氏と平家勢との戦い...
吉川英治 「随筆 新平家」
...磋磯之介はもう二タ月も前から...
吉川英治 「旗岡巡査」
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