...67前の常磐木のかげにあるベンチ...
芥川龍之介 「浅草公園」
...常磐香(ときわこう)の鬢附(びんつけ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそらく神代の日本婦人として、磐長姫ほどに、お銀様に共鳴する婦人は無いかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...湖畔から見る磐梯山は殆んど破裂の趾のみが表はれる...
長塚節 「鉛筆日抄」
...大磐石(だいばんじゃく)の如く落着いた脚は非常の苦痛を感ぜねばならぬ...
正岡子規 「九月十四日の朝」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...朝夕の風は相当軒端に強く吹いて折々根太(ねだ)をも軋ますばかりだがつつましい屋のむねにはいつからか常磐木(ときわぎ)色の小旗が一つ立っていて荒っぽく揉まれながらも何やら嬉々と季節の太陽にへんぽんたるは何故だろう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...維新の時に及んで磐(いはほ)と称した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大槻磐渓の寧静閣集に洛南元春(らくなんげんしゆん)の墓誌がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「上卿日野中納言、万延二年二月三日宣旨、法橋磐安、宜叙法眼、奉蔵人右中辨兼左衛門権佐藤原豊房...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これに比べると人はむしろ常磐(ときわ)であったとも言える...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「踊りの品がよいとやら」と彼は常磐津節(ときわずぶし)をたのしそうにうたった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...常磐以前の女性にはない気だてだった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...磐梯山と猫間ヶ嶽の山稜に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...その常磐の末路を描いた絵巻「山中常磐」は...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やがて常磐を一室に監禁して...
吉川英治 「源頼朝」
...常磐は、鏡をたたみ、櫛匣(くしげ)を仕舞って、乳呑みと、ふたりの児を、両側にひき寄せ、「何時(いつ)なと……」静かに、支度のすんだ旨を外へ告げた...
吉川英治 「源頼朝」
...……もしっ」常磐は...
吉川英治 「源頼朝」
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