...一つは両親が常磐津が好きで...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...第三は「望むらくは鉄(くろがね)の筆と鉛とをもてこれを永く磐石(いわ)に鐫(え)りつけ置かんことを」である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...いつ新しい落磐をおこすかもしれないので...
海野十三 「宇宙戦隊」
...川蒸気の発着所、旗はだらりと垂れ大川は褐色の満水をたたえ家々は庇(ひさし)をおろし、重り合う家並の彼方瓦斯タンクは煤煙の雨空に溶ける大川に架る錆びた鉄橋、常磐線、貨車が長い車体を引ずってゆく動かない煙、つながれて朽るボロ船、泛ぶ空俵橋梁の陰に点々と黒く固まった人糞それらの上を雨がたたいている...
丹沢明 「千住大橋」
...可也(かなり)の距離から来る煤煙に汚れた常磐木(ときわぎ)の枝葉を払いなどしていたが...
徳田秋声 「あらくれ」
...私は伯母さんに常磐御前の話をきくときのやうにあはれにきいた...
中勘助 「銀の匙」
...頬の骨は磐石(ばんじゃく)の如くに固く...
中里介山 「大菩薩峠」
...この磐城平(いわきだいら)を分岐点として...
中里介山 「大菩薩峠」
...磐渓先生は対(こた)えて言われるには...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ゆえにこの Acer monoMaxim. 一類の品はこれをツタモミジとかトキワカエデ(これは常磐すなわち常緑の意味ではなく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...急所急所で常磐津のひとくさり...
正岡容 「初看板」
...五山の言(こと)は磐谷(はんこく)の大父(たいふ)まで溯つてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊沢磐安」と載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次男磐(いわお)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...磐石(ばんじゃく)もみじんになれと打ちこんだが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...またその磐石(ばんじゃく)の社稷を担(にな)っている老臣千坂兵部だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...常磐には多分にまだ王朝末期の観念があり匂いがある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...磐石(ばんじゃく)のように佇立(ちょりつ)したまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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