...切磋琢磨(せっさたくま)され...
太宰治 「ロマネスク」
...互に切磋(せっさ)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...先ず切磋琢磨して世界民衆の大勢を支配する業績を挙げようじゃないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...科学者の切磋琢磨や一意専心の努力も必要には違いない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...即ち如切如磋道學也から有斐君子...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...求めて詩友と交って切磋琢磨(せっさたくま)に努めたりすることをしなかった...
中島敦 「山月記」
...講誦を止めず切磋(せっさ)を怠(おこた)らず...
中島敦 「弟子」
...年少の日の圓朝が切磋琢磨の修業の上に自分自身を見出したことによって初めて私は...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...権十の大漁着を借りて磋磯之介は...
吉川英治 「旗岡巡査」
...そして磋磯之介(さきのすけ)に...
吉川英治 「旗岡巡査」
...磋磯之介は、足を戻して、「――お松っちゃん」と呼んだ...
吉川英治 「旗岡巡査」
...返辞をしてくれないので、彼は権十のそばへ戻って、「金子(きんす)は持ち合せていないし、何も礼につかわす物がないが……これはわしの刀に付けておる目貫(めぬき)で、鉄地に花菖蒲(はなあやめ)の象嵌彫(ぞうがんぼり)、作銘(さくめい)もないが、持ち馴れた品じゃ、かたみに上げるから納めておいてくれ」「と、とんでもない」権十は押し返したが、「寸志だ」いい捨てて、磋磯之介は、常陸岸(ひたちぎし)の蕭々(しょうしょう)と暗い風のそよぐ広原へ駈け去ってしまった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...海後磋磯之介(かいごさきのすけ)の眼には...
吉川英治 「旗岡巡査」
...磋磯之介(さきのすけ)には聞かせぬがよいぞ」いいふくめて...
吉川英治 「旗岡巡査」
...磋磯之介はもう二タ月も前から...
吉川英治 「旗岡巡査」
...――けれど磋磯之介の胸にはここを去るとなると...
吉川英治 「旗岡巡査」
...当然――海後磋磯之介の旗岡巡査は...
吉川英治 「旗岡巡査」
...磋(さ)するが如く...
和辻哲郎 「孔子」
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