...そして私が心の中に描いている理想的な演出、もしくは完成されつくした演技指導の型といったようなものの特色は、著しく静かでほとんど無為に似た形式をとりながら、その実、当事者間には激しい精神の交渉、切磋、琢磨がつづけられ、無言のうちに指導効果が刻々上昇して行くといった形において想像される...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...切磋琢磨(せっさたくま)され...
太宰治 「ロマネスク」
...互に切磋(せっさ)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...科学者の切磋琢磨や一意専心の努力も必要には違いない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...求めて詩友と交つて切磋琢磨に努めたりすることをしなかつた...
中島敦 「山月記」
...講誦を止めず切磋(せっさ)を怠(おこた)らず...
中島敦 「弟子」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...切磋琢磨(せっさたくま)の工夫を積んで...
吉川英治 「剣難女難」
...人知れぬ密林の切磋琢磨(せっさたくま)に剣の妙髄(みょうずい)を工夫し...
吉川英治 「剣難女難」
...学徳の切磋(せっさ)に孜々(しし)たる頃であった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...じゃあ……あなたは水戸の」「拙者は海後磋磯之介(かいごさきのすけ)という者...
吉川英治 「旗岡巡査」
...その晩、磋磯之介は、ここから常陸岸(ひたちぎし)の玉造(たまつくり)へ上陸(あが)る決心をしていたので、「そうか、それは有難い」と、心からいった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...海後磋磯之介(さきのすけ)の実兄であった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...御舎弟の磋磯之介様が...
吉川英治 「旗岡巡査」
...「御辛労をかけまする」磋磯之介(さきのすけ)は...
吉川英治 「旗岡巡査」
...家が見える」磋磯之介は...
吉川英治 「旗岡巡査」
...海後磋磯之介(さきのすけ)と...
吉川英治 「旗岡巡査」
...それにまた、磋磯之介は、烏山(からすやま)を去ってから、越後に隠れ、後にまた、常州の湊(みなと)の戦乱に参加して、ほとんど、世人の思い出しそうな所には、一日も身を置いていなかったせいもある...
吉川英治 「旗岡巡査」
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