...ほかの先生方と違って豪放磊落なやりかたで...
上村松園 「三人の師」
...古河を刺してしまいましょうか」基督教を奉ずる松村もまた磊落な気象だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...……時に君」とサモイレンコは磊落な調子で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...この磊落な政治家らしい口吻のかげには...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...四十年代の遺物めいた磊落な将校式態度を...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...區々一身上の誹毀何ぞ意に挾むに足らんやと侯の磊落なる洵に斯くの如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...板垣伯は兩面ある人物なり外は粗放磊落なるに似て内は反つて細心多疑外は直情徑行なるに似て内は反つて險怪隱密外は剛愎偏固なるに似て内は反つて温柔滑脱常に赤誠を口にして善く慷慨すれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...板垣伯は両面ある人物なり外は粗放磊落なるに似て内は反つて細心多疑外は直情径行なるに似て内は反つて険怪隠密外は剛愎偏固なるに似て内は反つて温柔滑脱常に赤誠を口にして善く慷慨すれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...当時深く侯の光明磊落なる心事に敬服したりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...元来が磊落な性質の北村は...
豊島与志雄 「自由人」
...こういう戯言を吐くほど磊落な武人でよく絵を描いて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一つもない)磊落な金五郎も...
火野葦平 「花と龍」
...これまたその磊落なるの致す所か将(は)た部長特にその寵(ちょう)を得たるか...
正岡子規 「従軍紀事」
...彼の磊落な風貌に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...却って磊落な風格を対う人に与えてくつろがせる妙があった...
横光利一 「旅愁」
...くだけた磊落な風格がますます出て...
横光利一 「旅愁」
...この度びだけはいつもの磊落な風貌を生真面目に押し包んで悔みをのべた...
横光利一 「旅愁」
...磊落な由吉に似ず適当なその注意に...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??