...仲保者出現の確固たる希望を歌っているのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...倫理学の確固たる基が定まるのであろう...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...精神に確固たる自信が無く...
太宰治 「花吹雪」
...何のために生きるかという確固たる観念がなかったら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...外に確固たる地盤がなくとも...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...さほど確固たる決意があるわけではない...
豊島与志雄 「憑きもの」
...確固たる理由にはならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最も確固たる徳操も乱されるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...芸術分野に確固たる地歩を占めたけれど...
中井正一 「美学入門」
...そのことがさまざまの迷蒙を作る! 迷蒙の中ではディレッタントが屡々確固たる性格者にみえる...
中原中也 「詩と詩人」
...「生徒を預つてゐる身」とは甚だ確固たる信条(?)ではないか...
中原中也 「引越し」
...確固たる精神で有明荘に赴いたのです...
久生十蘭 「魔都」
...この感じは目が覚めていくにつれ確固たる知識となった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...彼は、一言々々を明瞭に、穩(おだ)やかに、確固たる調子で、しかし大聲ではなく續けて云つた――「それはたゞ前の結婚といふことに在るのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...人生の残りはファッションリーダーとして確固たる地位が築ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「キミたち英国人はいろんな飲み物や晩餐については確固たる信念があるようだが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...それがその生成の瞬間に於て既に自己自身の確固たる存立性をもち...
三木清 「歴史哲學」
...確固たるものになった...
吉川英治 「三国志」
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