...確かに第二十二會場であります...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...顔のどこやらが確かににたりと笑ったのだ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...確かに我ら自身がこの眼で見...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...死んだのは延長元年とも六年とも云って確かでなく...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...が、館の大鐘の鳴り響いたことや、階段を駈け上ったり駈け下りたりすることは、確かに、いつもあることではなかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...論理的循環ならば確かにそうである...
戸坂潤 「科学方法論」
...」「確かよ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おれは手前より確かに貧乏人だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つには確かに其の午後の温度と...
中島敦 「環礁」
...その足どりも甚だ確かなもので従容自若としていたとはいわれる...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...明確かつ個別に考えられるに違いなく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...時にはうっとりと夢見るように首を傾げる術さえ知っていたので彼女が確かにどちらから見ても気持のいい婦人であるという事には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そこでしばらくの間外国貿易を問題外にすれば、巧妙な工業によって従前の食糧からその二倍を獲得するものは、確かに、その労働によって従前の食糧に若干分でも附加するものほどには、国家にとって有用ではないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしながら自給自足は確かに第一の最重要の目的である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...唯一の場合を除いてその地点を確かめることが出来ない...
武者金吉 「地震なまず」
...性能を確かめようとするのと同様の無理な註文である...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自分にも確かにはいえないが...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...確かザルコリの音楽会が帝国ホテルで催されたときで...
和辻哲郎 「漱石の人物」
便利!手書き漢字入力検索