...本所以外の土地の空気も漂(ただよ)つてゐることは確かである...
芥川龍之介 「本所両国」
...そして五度目のを受けなければなるまいという確かな兆候が幾つも新しく現われている...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...確かに困つた樣子だつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...それが習慣になつて了はない間は確かな所有ではない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...兎も角もそこを卒業したのであることは確かである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...此の間こゝの二階にゐた時は、とう/\一度も啼かなかつたが、それは確かに、蘆屋時代に聞き馴れた声に違ひなかつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...言おうとしていた――(彼は前もってそれを確かに知り得た)――そして実際言っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして確かに頭の中にあった暗い思いを一転して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一刻もここにいられないという心を起したことは確かですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この景気を以て見れば確かに芝居は大当り...
中里介山 「大菩薩峠」
...お舟と和助が確かにいたか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確か其處へ入れた筈の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確かなことは申上げられませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の徳右衞門をつけ狙つてゐる者のあることは確かで」「どんな事をするのだ」「三日のうちに二度火をつけましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確かに何かの凶兆である...
萩原朔太郎 「猫町」
...それを確かめることがむずかしいだけです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...我々はこのことを確かめられる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...むかしランチは確か一円だったと思う...
古川緑波 「神戸」
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