...それから確かににやりと笑つた...
芥川龍之介 「鵠沼雑記」
...確かに運動場のテニスコートの棒ぐいの傍に...
海野十三 「赤外線男」
...この事実を得るための調査の報告これらの詳細を確かめるや否や私はファール博士にこれらの結果を知らせ...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...そしてたとひ私は多分(あるひはむしろ、直ぐ後に言ふ通り、確かに)私と極めて密接に結合せられてゐるところの身體を有するにしても、しかし一方では、私が延長を有するものではなくてただ思惟するものである限りにおいて、私は私自身の明晰で判明な觀念を有し、そして他方では、物體が思惟するものではなくてただ延長を有するものである限りにおいて、私は物體の判明な觀念を有する故に、私が私の身體から實際に區別せられたものであるといふこと、そして私がこの身體なしに存在し得るといふことは、確かである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかも明瞭(めいりょう)な意志に導かれてるものよりもいっそう確かな歩調だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――そしてそれも確かに今日だろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...確かに一つの異変になるであろう...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...体術の心得が確かなので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この私が確かに見たんだから間違はあるまい」狷之介は肩などを怒らし乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お福は確かに殺すつもりだつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...調べてみるとそれも確かだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確か貴殿のものに似た蒔絵だが...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...今それがはつきりと確かめられたと私に説明した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この幸福が不確かであると見るからこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかなる名と形とをもって行われていたかをまだ確かめることができない...
柳田国男 「海上の道」
...まだ確かめられていない...
柳田國男 「食料名彙」
...今に至っては実状を確かめることはむつかしいが...
柳田国男 「山の人生」
...確かにいると分っているならば知らぬこと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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