...確かに自分の家だと云ふ強みは出たが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...吊り籠に載(の)っていた人間は気を失っていたということだ」「ほほう」「気が確かならば...
海野十三 「地獄街道」
...」「確かに、いくぶん妙ではあります...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...木枠をなぐってみて夢じゃないかどうか確かめました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...一方に於て確かに随筆そのものの文学的価値が何かの原因で高く評価され始めたか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「直接に確か」であると云う「直接さ」は直観それ自身の「直接さ」ではなくして直観の判断のそれである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...客観的に確かめたのである...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...――確かに動いている...
夏目漱石 「琴のそら音」
...三十もありましたかな」「心細い算盤(そろばん)ぢやないか――杉なりに積んだ一番下は一體幾つあつたんだ」「確か十(とを)でしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確かにこいつは悪魔ではなくて人間だ!……」かう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そのほかにまだ確かめるべき点があったんだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...細菌がいることをこの目で確かめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...確か提案を受けたけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...独立愛好心は確かに何人もこれが根絶を望まぬ感情である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...T「六助さんも確か巳年じゃ」二人は嬉しそうに語って居る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...よほど違っていたことは確かでおざろう」かれは...
吉川英治 「新書太閤記」
...今も消えずにあることだけはどうも確かなようである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...これも確かに一つの芸術的形式である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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