...記念碑がなげる暗影はいよいよ深くなってきた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...三圍祠畔の句碑の苔を掃ふことのできない身を嘆いてゐる...
心猿 「九月朔日」
...三元がまだ碑文谷署にいるかどうかということ...
梅崎春生 「黄色い日日」
...下の右方に、石碑あり...
大町桂月 「白河の關」
...自分で自分の墓碑を書き残しておけばよかつたのに...
薄田泣菫 「茶話」
...数多くならんだ石碑のうちで判別出来なかつた...
武田麟太郎 「現代詩」
...金色夜叉の石碑が立っている...
太宰治 「秋風記」
...Mは石碑と石碑の間を探して歩いたが...
田中貢太郎 「死体を喫う学生」
...今から十四五年前にセイロン島で鄭和の碑が發見され...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...前にいった建碑の外...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ポオル・クロオデル――「ボオドレェルは十九世紀の有する唯一の熱情を歌った――すなわち悔恨」過去という記念碑への愛憎と後悔...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...楠公碑を拝し湊川をすぐ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六人の一行で市川大門町に木喰観正の碑を点検しました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...永く之を口碑に伝へんとするに在らば...
山路愛山 「詩人論」
...また碑面の姓のどれにも藤原と経の三字が共通に使用されているのも...
横光利一 「旅愁」
...碑には、彼が行年(ぎょうねん)四十二で、ここに斬られた命日を、元弘二年六月十九日と、あったという...
吉川英治 「私本太平記」
...――水戸の田舎にひき籠って、鍬など持っているかと聞けば、古文書や史籍を借ると称して、堂上(どうじょう)や諸侯へ使臣を通わせ、また、碑を建つなど...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...道しるべのように雨引観世音と刻んだ小さい碑があった...
若杉鳥子 「旧師の家」
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