...果して土地の人民どもは金を出し合つてこの山の上に碑を立てた...
會津八一 「一片の石」
...祠前には歌碑二つあり...
大町桂月 「白河の關」
...立ち並んだ石碑は月の下に不思議なものの影をこしらえていた...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...気持のよい石碑が建てられてあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...清三は時には好奇(ものずき)に碑の文などを読んでみることがある...
田山花袋 「田舎教師」
...偉大なる記念碑モーツァルトはこうしてその珠玉の作品を書いた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ならなかった記念碑を惜しむまい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...彼獨自の墓碑があるのではなく...
正宗白鳥 「心の故郷」
...貞資の碑文には貞資自身の編纂といっているから...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...哀悼の余りこの碑を立てた...
南方熊楠 「十二支考」
...そして其末に口碑の伝ふる所の病家を列挙した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...抽斎の墓碑が立てられたのもこの年である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...露語に精しい加藤さんが碑に書かれた死者の名や簡単な履歴を読んで下さる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...のみならず、孔明の死に会うや、蜀の百姓は、廟(びょう)を立て、碑(ひ)を築き、彼の休んだ址(あと)も、彼の馬をつないだ木も、一木一石の縁、みな小祠(しょうし)となって、土民の祭りは絶えなかった...
吉川英治 「三国志」
...碑(ひ)の左右にある二聯の文字の一方には“替天行道(てんにかわってみちをおこなう)”とあり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その供槍の者が槍を伸ばして碑の高さを計ったものだとかいう伝えもある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...楠木正成さまの碑なんぞお建てになる気になったんですか」「いまの世のなかへ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...高句麗(かうくり)の広開土王碑や前秦の広武将軍碑の文字が...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??