...御承知の樣に當時私と一緒に住まつていた未亡人文子が現存している事も發表えの一つの障碍であります...
小穴隆一 「二つの繪」
...未来への途上にある障碍は取り払われていった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...人文発達の一時の阻碍は...
高木敏雄 「比較神話学」
...お妨碍(さまたげ)は仕(つかまつ)りませぬ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...波の長さが障碍物(しょうがいぶつ)の大きさに対して割合に小さいほど...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...総(すべ)ての障碍を打破りて進めり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...処でこの対立という障碍物を無視出来るというのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...宜しく漫に此の大勢に逆抗して立憲政治の発達を阻碍す可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...ここでは主體は自己表現に媒介され從つて妨碍されて他者を手放したり見失つたりすることがない...
波多野精一 「時と永遠」
...ファシスト諸国によってソヴェート自身が強要された準戦時体制の強化に対する障碍として犠牲にされたものである...
三木清 「政治の論理と人間の論理」
...電しんばしらの碍子がきらつきらつと續いて二つばかり光つて...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...悟得するものは無碍である...
柳宗悦 「雑器の美」
...ちょうど我々の国では最悪の障碍(しょうがい)に逢着(ほうちゃく)した...
柳田国男 「海上の道」
...要害の地に盤居(ばんきょ)して交通を阻碍(そがい)した国神の一つであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...縦横無碍(じゅうおうむげ)に...
吉川英治 「上杉謙信」
...ふりかぶった大刀を無碍(むげ)にふって落せば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...無碍(むげ)に進んでゆくほど...
吉川英治 「宮本武蔵」
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