...われ決してこれが妨碍(ばうげ)をなさじ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...お樂みで……」番頭の八方無碍の會釋をして...
泉鏡花 「遺稿」
...初代さんはあらゆる障碍(しょうがい)を見むきもせず...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...さういふことにかけては融通無碍の誉れを持つてゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...未来への途上にある障碍は取り払われていった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...障碍物となること...
高木敏雄 「比較神話学」
...障碍(しょうがい)物の現われぬ前(さき)から...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...一面に水底に生えた藻のために碍(ささ)えられて...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...波の長さが障碍物(しょうがいぶつ)の大きさに対して割合に小さいほど...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...果して具体的に理解するには障碍だらけのもので...
戸坂潤 「社会時評」
...至るところに障碍がわだかまっている...
豊島与志雄 「今日の条件」
...如何なる障碍によって中断されるかも分らないのだ...
豊島与志雄 「自由人」
......
永井荷風 「向嶋」
...また一には伝播に対する自然の障碍(しょうがい)の未だ除かれざるものが数多あったに坐する...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...それと同時に別当の姿を見て此別当が自分と軍人との間に成り立つてゐる或る関係に障碍(しやうがい)を加へるものであるやうに感じた...
森鴎外 「金貨」
...無碍自在(むげじざい)の境にあるからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふりかぶった大刀を無碍(むげ)にふって落せば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...無碍(むげ)にそれをやろうとすれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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