...寧ろ与へたものは障碍(しやうがい)ばかりだつた位である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...御承知の樣に當時私と一緒に住まつていた未亡人文子が現存している事も發表えの一つの障碍であります...
小穴隆一 「二つの繪」
...アイルランドで高位に就かせることの障碍と考えたのであろう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...動詞形は從來國語の簡易化の總ての企てに對して大なる障碍の一つであつて...
高田力 「ベーシック英語」
...言語中枢に何か障碍(しょうがい)があったらしいのである...
高村光太郎 「回想録」
...果して具体的に理解するには障碍だらけのもので...
戸坂潤 「社会時評」
......
中島敦 「河馬」
...縦横無碍(むげ)に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...多大の障碍を受けて...
日野強 「新疆所感」
...實際上の種々の障碍(しやうがい)が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...不自然の障碍を避けるために舞臺を昔に求めたのである...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...帰路は各人の任意なるも障碍(しょうがい)は来路に倍するを以(もっ)て充分(じゅうぶん)の覚悟(かくご)を要す...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...電しんばしらの碍子がきらつきらつと續いて二つばかり光つて...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...無碍(むげ)に斬って立退(たちの)くのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...無碍(むげ)に攻め陥(おと)そうとすれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...――と六音のうちに、何百何千の人間のたましいが一声ごとに洗われてゆくように、そして、無碍(むげ)、無我――から無心にまで澄んでゆくように、樹波(きなみ)の声のうちに、くりかえされているのだった...
吉川英治 「親鸞」
...障碍物をとり除いた水路よりもだいぶ上流(かみ)へ移動して大勢一かたまりに渡河にかかったものであるが...
吉川英治 「源頼朝」
...自由無碍(むげ)な...
吉川英治 「宮本武蔵」
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