...そして同様なる戦慄(せんりつ)におそわれて硬直したためだった...
海野十三 「四次元漂流」
...初めは硬直したような腕の自由は利かず...
徳田秋声 「縮図」
...苦悶(くもん)の一瞬足掻(あが)いて硬直したらしい肢体は一種の妖(あや)しいリズムを含んでいる...
原民喜 「夏の花」
...硬直したように動かなくなった...
久生十蘭 「ひどい煙」
...徹底的な逆上で硬直した彼の肢体は...
牧野信一 「鬼涙村」
...意識は完全にありながら寒さのために四肢の自由を失ったり全身の硬直したものが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...石のように冷たく硬直した頭...
山本周五郎 「日本婦道記」
...足痛風を患って右足が硬直したっきりになった...
山本周五郎 「藪落し」
...それにつれて私の全身が石像のように硬直したまま...
夢野久作 「冗談に殺す」
...黒眼鏡は、それを見て、顔もからだも、硬直したように、竦(すく)んでしまった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...そこに硬直したまま...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...反対に、酒井や榊原たちの、まわりの顔は、ひどく硬直した...
吉川英治 「新書太閤記」
...(御切腹だな――)ふしぎなほど冷やかな一瞬が諸士の硬直した顔面をながれ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その体は硬直したままだった...
吉川英治 「源頼朝」
...「…………」又八の体は硬直したまま動かなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...男は少し硬直した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...そのまま硬直したように...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...硬直したトンビのような恰好をして廻っていた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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