例文・使い方一覧でみる「硫」の意味
スポンサーリンク...自分は鍛冶場の黒い煙と硫黄のちらつく光の中から... 
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...そして硫酸カリウムまたは硫酸ナトリウムは...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物（1820）」
...五十七圓六十錢、硫酸紙、ニス...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その頃日本に珍らしくて且（か）つ高価だった硫酸（りゅうさん）や硝酸（しょうさん）などを生産して儲（もう）けたことがあるが...
海野十三 「疑問の金塊」
...穴の中では電池がたおれ硫酸（りゅうさん）がこぼれているうえに...
海野十三 「雪魔」
...硫気はいよいよ漂い...
中里介山 「大菩薩峠」
...硫黄沢を黒部本流に直接落ちるように作図してあったなど...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...湯ぶねは、岩塊と沙泥で無雑作に築かれ、硫黄の華が、塗ったように厚くついている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...硫黄を注射したことがあったそうである...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...初め硝石と硫黄との燃焼する特有の香がして...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...硫黄澤赤倉澤の落合附近迄荷を持つてもらふ事にする...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...又暫くして谷の左岸に渡り硫黄澤を越えてから...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...医薬品として使われたのは、硫酸鉛、硫酸アンチモン（化粧品として、）、緑青、硫酸銅……歯学に関係して、パピルスは幾つもの処方を含んでいること、ミイラを調べると置き換えおよび保存が行われていたこと、を述べなければならない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...火打から移した硫黄（いわう）附木の灯を入れると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あるといった山に硫黄のなかったためしがなく...
長谷川時雨 「木魚の顔」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...按（あん）ずるに、火の原因（おこり）は、昼、初春（はる）の宴（うたげ）に、たくさんな花籃（はなかご）が持ち込まれており、上には、蝶花の祭り簪（かんざし）がたくさん挿（さ）してあったが、籃（かご）の底には、硫黄（いおう）、焔硝末（えんしょうまつ）、火薬玉などが、しこたま潜（ひそ）めてあったのではあるまいか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また硫黄のように黄色い色の飛び交うさまを眺めていた...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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