...この不正は破廉恥な醸造者が行う最も非難すべき犯罪である...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...「ソンナ無謀な破廉恥な事はせん方が可いだらう...
石川啄木 「雲は天才である」
...そこには破廉恥なリャクでせしめた意外な大金がはいっている...
高見順 「いやな感じ」
...――それに彼のその秘密は実際破廉恥なものですからね...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...恐ろしい破廉恥なことが覚悟されていたのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...『なんだって破廉恥なのだ? どんな破廉恥なのだ? おれはきのう誠心誠意...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その破廉恥な行ないの結果...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それらの破廉恥な行いや...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...余りにひどい破廉恥な行いだ...
豊島与志雄 「反抗」
...王党の論戦において「破廉恥なるグレゴアール」の状態に陥っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...分割という破廉恥なる言葉をつぶやく反革命であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし道徳上の悪疫は破廉恥なる圧制者の下において更に嫌悪(けんお)すべきものとなる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また泰文は破廉恥な愛欲に特別の嗜好を持っていた...
久生十蘭 「無月物語」
...「これはとても不名誉で破廉恥なことです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...やり手の破廉恥ないたずらに騙されたと言うじゃないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...私の破廉恥な暴行については何も触れてないから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...破廉恥な行動だけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...共産党員を破廉恥な行為へ誘いこみながら次から次へと組織を売っては殺させていた年であった...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
便利!手書き漢字入力検索