...破帽をいたゞいて...
石川啄木 「閑天地」
...綿衣破帽自らその標本となって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...破帽をあみだにかぶり直して歌舞伎座...
太宰治 「狂言の神」
...弊衣破帽(へいいはぼう)である...
太宰治 「デカダン抗議」
...弊衣破帽の学生さんが...
寺田寅彦 「学位について」
...当時、何ういうのか、美少年を愛する事が、中学で流行していたので、破帽破靴の風は、豪健と見るや、わざわざ破る者さえ出来たので、私は、ますます平気になって可成り、先生から注意された事もあった...
直木三十五 「死までを語る」
...これは大學教授の習慣で 丁度高等學校生徒が 破帽弊靴で街路をねり歩くと同樣の心理状態に基いているから 敢て批評の限りではない...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
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