...はら/\して居る中に、その場合々々に応じて、一番危険な、一番破壊的な、一番馬鹿らしい仕打ちを夢中でして退(の)けて、後になつてから本当に臍(ほぞ)を噛みたいやうなたまらない後悔に襲はれるのだ...
有島武郎 「An Incident」
...一部と通じて破壊的な策動に出だしたのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「無政府主義は空想的なり、破壊的なり、社会運動を妨害する邪徒なり...
高見順 「いやな感じ」
...或る少数の技術家は資本主義社会の生産的又破壊的な技術の増進のために鞭打たれなければならぬが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...メンシェヴィキの党清算主義者に対して破壊的な演説を敢行したことは...
戸坂潤 「辞典」
...あらゆる破壊的な情熱にたいして城壁を築いてくれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無政府主義的な破壊的な観念や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「彼らはすべてを破壊してしまってる……なんという破壊的な民族だろう!」と私は言っていました...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何かしら浪費的な破壊的なものを嗜む情が...
豊島与志雄 「女客一週間」
...乱暴な破壊的な方法を選んだのだね...
永井隆 「この子を残して」
...少し破壊的な考えの持主だった...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...破壊的なものではない...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...あなた方の破壊的な狼の血から我が国の犬種を守る隔離政策を直ちに立ち上げますからね!」ポーラとモニカは立ち上がり...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...ゲルマン民族が最も破壊的な敗北の後に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...常に最も凶暴な破壊的な精神を発揮した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そこからしてひとはマルクス主義がこれまでの一切の学問の破壊的なる力であると結論する...
三木清 「科学批判の課題」
...ついに描かれない絵――したがって誰の目にも見えない絵――だけがホントの絵だという自己破壊的な結論に到達するに及んで私の遍歴は終りました...
三好十郎 「絵画について」
...大体において破壊的なものでない...
武者金吉 「地震なまず」
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