...はら/\して居る中に、その場合々々に応じて、一番危険な、一番破壊的な、一番馬鹿らしい仕打ちを夢中でして退(の)けて、後になつてから本当に臍(ほぞ)を噛みたいやうなたまらない後悔に襲はれるのだ...
有島武郎 「An Incident」
...破壊的な地震のことを思えば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...宣伝の目的に子供までも使はねばならないと云ふ彼等の考への破壊的な事が何よりも先づ証拠立てられた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...果ては絶望的破壊的な考へ方まで抱くに至るやうな例もままあるのは気の毒である...
高村光太郎 「開墾」
...破壊的なり...
太宰治 「パウロの混乱」
...メンシェヴィキの党清算主義者に対して破壊的な演説を敢行したことは...
戸坂潤 「辞典」
...即ちそうした実際上の又観念上の破壊的な又は突進的な動きに対して...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...無政府主義的な破壊的な観念や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「彼らはすべてを破壊してしまってる……なんという破壊的な民族だろう!」と私は言っていました...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何かしら浪費的な破壊的なものを嗜む情が...
豊島与志雄 「女客一週間」
...要するに厭世的なるかかる詭弁的(きべんてき)精神の傾向は破壊的なるロマンチズムの主張から生じた一種の病弊である事は...
永井荷風 「妾宅」
...偶像破壊的な興味です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「……破壊的な狼の血が...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...ゲルマン民族が最も破壊的な敗北の後に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...常に最も凶暴な破壊的な精神を発揮した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あれほど頻々と最も破壊的な戦争の舞台となったけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ついに描かれない絵――したがって誰の目にも見えない絵――だけがホントの絵だという自己破壊的な結論に到達するに及んで私の遍歴は終りました...
三好十郎 「絵画について」
...他の租税に代うるにすべての租税の中で最も破壊的なこの租税をもってして...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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