...舷に砕くるの巨濤迸(ほとば)しつて急霰(きふさん)の如く我と古帽とに凛烈(りんれつ)の気を浴びせかけたる事もありき...
石川啄木 「閑天地」
...岩を砕くにも大小の鉄鎚(かなづち)で一いち打ち砕くより他に方法がないので...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...石を砕く音がやんで...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...かけらがくちびるからひっこんだと見ると急に四股(しこ)を踏むようなおおぎょうな身振りをしながらばりばりとそのガラスを噛み砕く音を立て始めた...
寺田寅彦 「柿の種」
...橙紅色の丸薬のような実の落ち散ったのを拾って噛み砕くと堅い核の中に白い仁(にん)があってそれが特殊な甘味をもっているのであった...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...ごく大きな押さえの梁(はり)をもガラスのように砕く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...羽ばたきの水沫(しぶき)に動(うごか)し砕く...
永井荷風 「深川の唄」
...逸見利恭は鉄扇を砕くるばかりに握って...
中里介山 「大菩薩峠」
...月見れば千々に心の砕くる微温さは憎むべき哉...
中野秀人 「第四階級の文学」
...砕くる浪と浪の間にも新たに天地の響を添える...
夏目漱石 「幻影の盾」
...二人は物狂わしいほどの熱情であくまでも一念を貫こうと心を砕くが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...意志の力を草の葉のように揉(も)み砕く...
久生十蘭 「地底獣国」
...楽器の筐(はこ)も砕くるようなる音をせさせ...
森鴎外 「文づかい」
...「王たちは我々が欲しいと思うものを豊かに我々に与えるように心を砕くべきであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これを薬研(やげん)にして轍(わだち)が土と馬糞とを粉に砕く...
柳田国男 「木綿以前の事」
...手杵(てぎね)すなわち竪(たて)の杵で搗(つ)き砕くのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...きれぎれに泣きつる波も夜となれば身を投げかけて磯に砕くるたそがれの沖の明りにほのかにも切(きりぎし)の朱を投ぐる嶋かなともに見る星が浦わの水のいろ明日の我にも青き影せよアカシヤの花の木かげに海ひかりおぼろ月夜と見ゆる路かな満洲の旅のはじめに見たる磯また見て旅のよき終りかな大連にて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...そのご気質でぶつかったものを解くなり頷(うなず)くなり打ち砕くなりしてしまわぬうちは...
吉川英治 「親鸞」
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