...研師があの包丁を研いでくれたおかげで、野菜の切り方が格段に良くなった...
...包丁を研ぐ研師は、プロの技術が必要とされる職人の一つです...
...彼は研師の見習いとして働いていたが、技術を身につけられるまでにはまだ時間がかかる...
...研師が研いだ刃物は、紙を切るように鋭い...
...砥石を使って刃物を研ぐのは、研師にしかできない繊細な作業である...
...江戸彫刻師の随一人といわれた彼(か)の高橋鳳雲の息子に高橋定次郎(たかはしていじろう)という人があって(この人は当時は研師(とぎし)であった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...刀の研師の看板の出てゐる家があつたりした...
田山録弥 「船路」
...そして或る研師の手にかけたところ...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...それでも研師にかけただけあって...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...乞食や研師(とぎし)や惨(みじ)めな奴(やつ)らには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...町の諸方から刀研師(とぎし)が呼び出され...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...御方様のお心づきでお出入りの研師(とぎし)に手入れにおやり遊ばしたまでのこと...
吉川英治 「剣難女難」
...床場(ゆかば)の内では、弓の弦師(つるし)、具足の修理、くさずりの縫工(ほうこう)、研師(とぎし)、塗師(ぬし)、革裁(かわた)ち、柄巻(つかま)き、あらゆる部門の職人が見える...
吉川英治 「私本太平記」
...そいつが研師(とぎし)の宗理の手から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...それ程の刀を研(と)ぐ腕の研師はありますまいから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...研師(とぎし)大黒宗理の店さきで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...露月町(ろげつちぃう)の研師(とぎし)が...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...そういう研師(とぎし)の手にかけるのは心もとない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...刀の研師(とぎし)であろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そして粘土(ねんど)のような青い顔には研師のようなするどさも見えない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...京出(きょうで)の研師(とぎし)に違いないと思うと同時に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...斬れるだけ斬れるように研ぐのが研師の腕ではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...研がせていただくのは研師の冥加(みょうが)と申すもので」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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