...その娘(こ)の駿河台の研学の科目なぞを知っているね...
泉鏡花 「薄紅梅」
...じつに研学(けんがく)の青年針目左馬太によってはじめて...
海野十三 「金属人間」
...年輩の住民は――もしかれらが真に裕福なのならば――余生を教養的研学にいそしむ閑暇をもつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その時分の研学の仲間に南ロシアから来ている女学生があって...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...研学の徒はあまり頭のいい先生にうっかり助言を請うてはいけない...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...若くてのんきで自由な頭脳を所有する学生諸君が暑苦しい研学の道程であまりに濃厚になったであろうと思われる血液を少しばかり薄めるための一杯のソーダ水として...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...万里の異郷の孤館の研学が度を過して多少精神に異状を来したといふことは...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...母の病気平癒も、私の恋愛の安泰も、研学の進歩も、其他凡て、その時の私の心に添わない...
豊島与志雄 「オランウータン」
...フランスのアカデミーはその懸賞課題に研学によりて得らるる幸福というのを出していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...研学の歩(ほ)を進むると同時に...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...憲法草案第二十一条には「国民はすべて研学の自由を保護せらるべきこと」とあるのである...
宮本百合子 「現実の必要」
...(プロペルティウス)(a)家事においても、研学においても、狩猟その他何事においても、快楽の最後の限界まで押してゆくがよろしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...研学に・徹夜に・遍歴に・押しやった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)再びわたしを健康で賢明な研学に帰らせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中井竹山先生の門に入って研学し...
柳田国男 「故郷七十年」
...司馬徽をめぐる風流研学の徒と交わっているものと聞きおよんでおりました...
吉川英治 「三国志」
...なおもう一年もとどまって研学したいといったが...
吉川英治 「親鸞」
...家士(かし)の研学隆武(けんがくりゅうぶ)にも怠(おこた)りがない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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