...砂路に松の梢の斑な影をおとしてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...浦づたひ行く蜑(あま)が子の足音(あのと)に響く眞砂路(まさごぢ)に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...來し方のながき砂路に殘るらむあえかの花のひと莖は...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...一源吉は薄青い月の光を沿びて砂利の交つた砂路を歩いてゐた...
田中貢太郎 「海異志」
...波の音がいかんぞ」砂路の右側には藁葺(わらぶき)の小さな漁師の家が並び...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...雨上がりの湿った海岸の砂路(いさごじ)...
田山花袋 「一兵卒」
...飛砂路(みち)を塞(ふさ)ぐ...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...何丈か下の砂路へ飛び降りて...
松永延造 「職工と微笑」
...真砂路(まさごじ)の次第に低くなりて...
森鴎外 「うたかたの記」
...園(その)をかこめる低き鉄柵(てっさく)をみぎひだりに結ひし真砂路(まさごじ)一線(ひとすじ)に長く...
森鴎外 「文づかひ」
...園をかこめる低き鉄柵(てっさく)をみぎひだりに結いし真砂路(まさごじ)一線に長く...
森鴎外 「文づかい」
...東海道の松並木は砂路の上へ黒く影を投げてゐた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...登りつめて平かな砂路へ出た...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...登りつめて平かな砂路へ出た...
吉江喬松 「山岳美觀」
...今日も暑くなりさうな日光がきら/\と砂路に輝いてゐる...
若山牧水 「岬の端」
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