...万里(ばんり)の長城(ちょうじょう)みたいにいかめしい土塀(どべい)や...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...いかめしい大名の奥御殿(おくごてん)に住む姫君と母とは...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...顔にはいつもいかめしい赤みをたたえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...黒縮緬(くろちりめん)の羽織いかめしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...用い古るした琴(こと)が恨(うら)めしい...
夏目漱石 「虞美人草」
...……淋しいような、怨めしいような、まるで臨終のひとの微笑のような、何ともいえないはかない笑いかたをするの...
久生十蘭 「魔都」
...恨めしいふうでおありになりながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私を信じてくださらないから恨めしいのですよ」などと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さすがに恨めしい人の姿が待たれるというのも恋する人の弱さではなかろうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...捨てて行く恨めしい源氏がまた恋しい面影になって見えるせつなさは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恨めしい運命でしたね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恨めしい」と泣き叫びながらもさすがに羞恥(しゅうち)を見せるふうが昔の物怪に違う所もなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の考え方を恨めしいふうに言った人であるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...謹んで御殿の厳めしい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...盲(めしい)であった...
吉川英治 「私本太平記」
...いかめしい肩書の人々は...
吉川英治 「私本太平記」
...そなたは盲(めしい)なのに」「私には無用ですが...
吉川英治 「私本太平記」
...いわゆる厳(いか)めしい談判ではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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