...私は陶器を求めて砂中をさぐった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ブラジル国の砂中に埋(うず)もる大金剛石は誰(たれ)のために造られしや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...そはあたかも砂中に真珠を拾うが如くである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...なるほど砂中(さちゅう)からニュウと出ている銀色の板――...
海野十三 「月世界探険記」
...これを砂中(さちゅう)から掘りだしてみた...
海野十三 「月世界探険記」
...射的場の砂中から拾い出された一個の銃弾が主人公なのである...
豊島与志雄 「書かれざる作品」
...河流の所まで砂中に新しい水路を掘るには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...砂中に黄金の粒を探す者のような眼付で...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...なおエジプトの砂中にうずまるがごとし...
夏目漱石 「三四郎」
...爾後紀州諸郡殊に温かな海浜の砂中に多く...
南方熊楠 「十二支考」
...金を砂中に拾ひ上げる人だ...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...それは砂中に黄金を捜す倦怠(けんたい)な仕事とさしたる変りはない...
柳宗悦 「地方の民藝」
...併(しか)し黄金は砂中(しやちゆう)に在つて人間の手に触れない方が黄金の質を汚(けが)さないで好い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...気軽な中に認められる誠意を砂中の金のごとく愛する...
吉川英治 「新書太閤記」
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