...石竹(せきちく)の花の色に似た...
芥川龍之介 「パステルの龍」
...我々の庭で栽培する香のいい一重の石竹が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その中の二つは真盛りの奇麗な石竹...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...白き石竹又はかの黒斑(くろまだら)なる遊蝶花...
ジョン・ミルトン John Milton 上田敏訳 「リシダス」
...本年も四月の初めに、何の花だか遠目でよくは分らなかったが、赤い色の大きなのが咲きそめて、今はもう、石竹、なでしこの類が千紫万紅を競うている...
大杉栄 「獄中消息」
...鉢植の赤と白との石竹の花が...
鈴木三重吉 「桑の実」
...この頃咲く花に石竹(せきちく)があります...
薄田泣菫 「石竹」
...あるいは石竹(せきちく)の珍花を育てんと望み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...石竹の鋭い匂(にお)いも漂っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また石竹(せきちく)を一輪画いた...
正岡子規 「病牀六尺」
...五年前に見た吾妻村(あずまむら)あたりの植木屋の石竹畠(せきちくばたけ)を思ひ出して見た...
正岡子規 「墨汁一滴」
...栽培する石竹の原種だとみゆ...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...今さきをる石竹科の花に...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...その時石に立てた矢が石竹という草となったとある...
南方熊楠 「十二支考」
...石竹(せきちく)などさき乱れたり...
森鴎外 「みちの記」
...年とつた彼女の頭の上をば、季節の變遷は幾度となく通り過ぎて、それが今では日々の過ぐる如く短かいものであつた‥‥黒ずんだ、倒れかゝつた壁をした小部落の周圍に、薔薇の藪や、石竹や、あらせいとうなどがあつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...また石竹(せきちく)のやつだ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...百合・石竹・薔薇・野菊・その他さまざまの色や匂の草花が植えてあった...
和辻哲郎 「鎖国」
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