...石炭酸飲料は健康に良くない...
...石炭酸は炭酸ガスの一種である...
...石炭酸を含む飲み物は多くの場合甘い味がする...
...石炭酸は二酸化炭素と水から生成される...
...石炭酸は化学的には弱酸性を持つ...
...仁右衛門夫婦の嗅(か)ぎつけない石炭酸の香は二人を小屋から追出してしまった...
有島武郎 「カインの末裔」
...石炭酸の香は何よりも先ず死んだ赤坊を彼れに思い出さした...
有島武郎 「カインの末裔」
...床や筵に石炭酸水を撒き散し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
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石川啄木 「一握の砂」
...鼻を刺す石炭酸の臭氣が...
石川啄木 「赤痢」
...家の中は石炭酸の臭気(にほひ)に充ち...
石川啄木 「鳥影」
...ともすれば石炭酸の臭(か)の満ちたる室をぬけ出(い)でて秋晴(しゅうせい)の庭におりんとしては軍医の小言をくうまでになりつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...例の忌わしい医者の薬――ヨードフォルムや石炭酸の匂が...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...家(うち)の中は区役所の出張員(しゆつちやういん)が硫黄(いわう)の煙と石炭酸(せきたんさん)で消毒した後(あと)...
永井荷風 「すみだ川」
...ひっそりと石炭酸が匂っている...
永井隆 「長崎の鐘」
...それでも空地に溝がながれて木が生え白き石炭酸の臭ひはぷんぷんたり...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...石炭酸の匂いに厳粛になり...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...ぷうんと四囲に石炭酸の匂ひがした...
林芙美子 「浮雲」
...つよい石炭酸のにおいが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...暑い突風がときどき石炭酸のにおいを運んできた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...標本室の内部は、廊下よりも二尺ばかり低いタタキになっていて、夥(おびただ)しい解剖学の書物や、古い会計の帳簿類、又は昇汞(しょうこう)、石炭酸、クロロホルムなぞいう色々な毒薬が、新薬らしい、読み方も解らない名前を書いた瓶と一所に、天井まで届く数層の棚を、行儀よく並んで埋めている...
夢野久作 「一足お先に」
...手を消毒する石炭酸と...
夢野久作 「眼を開く」
...いい加減に薄められた石炭酸だの...
夢野久作 「幽霊と推進機」
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