...石斧、石鏃、石匙、繩紋のある土器の破片、動物の骨等がこゝから出るのである...
石川欣一 「山を思う」
...打石斧(だせきふ)を五六本(ぽん)持(も)つて歸(かへ)らぬ事(こと)は無(な)い位(くらゐ)である...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...此時(このとき)既(すで)に打石斧(だせきふ)十四五本(ほん)を二人(ふたり)で拾(ひろ)つて居(ゐ)た...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...(之を打製石斧(だせいせきふ)と呼ぶ)...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...磨製石斧は手(て)にて直に握(にぎ)られし事も有るべけれど斧の如くに柄を添へて用(もち)ゐられし事も在りしと見ゆ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...如何(いか)なる方法にて石斧(いしおの)を括(くく)り付けしか詳ならされど...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...正しくコロボックルが磨製石斧を作(つく)りたる順序(じゆんじよ)を知るを得るなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...石斧石鏃の塲合(ばあひ)とは事變はりて...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...石(いし)を引(ひ)き截り石を缺き※らす爲には石斧製造の條下(ぜうか)に述(のぶ)べしが如き方法行はれしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...各自棍棒石斧抔を手にして獸に近寄(ちかよ)り之を捕獲(ほくわく)せしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...例(たと)へば平(ひら)たく刃(は)が兩方(りようほう)から磨(みが)き出(だ)してゐる石斧(せきふ)...
濱田青陵 「博物館」
...これらの石斧(せきふ)は皆(みな)よく磨(みが)いて滑(なめら)かに光(ひか)るように出來(でき)て...
濱田青陵 「博物館」
...あるひは石斧(せきふ)を造(つく)る家(いへ)の看板(かんばん)であつたかも知(し)れません...
濱田青陵 「博物館」
...たゞ石庖丁(いしほうちよう)だとか刳(ゑぐ)りのある石斧(せきふ)などが...
濱田青陵 「博物館」
...孔(あな)のあいた石斧(せきふ)などであります...
濱田青陵 「博物館」
...彼はあの翌朝早々と丹沢山中の某所に石斧の採集に赴いたといふ下婢の伝へで杳としてその行方がわからなかつた...
牧野信一 「冬物語」
...契約に背(そむ)いた者あれば祝官石斧を牲豕に投げ付けて...
南方熊楠 「十二支考」
...また石斧石刀の類も出づ...
柳田国男 「遠野物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??