...まはつて拝む大仏さま師走の街のラヂオにもあつまつてゐる・小春日有縁無縁の墓を洗ふ送らるゝぬかるみの街おいしいにほひのたゞよふところをさまよふぬかるみもかはくけふのみち・近づいてゆく山の紅葉の残つてゐる・どつかりと腰をおろしたのが土の上で・三界万霊の石塔傾いてゐるころがつてゐる石の一つは休み石・酔がさめて埃つぽい道となるからだあたゝまる心のしづむ(武蔵温泉)福岡の中州をぶら/\歩いてゐると...
種田山頭火 「行乞記」
...……澄太居雑詠よい酒でよい蛙でほんに久しぶり雨ふる古い古い石塔が青葉がくれに青葉をへだててお隣は味噌でも摺るらしい音柊のあを/\としておだやかなくらし朝の鏡の白い花のかげ蛙ひとしきりそれからまた降る□海は曇つて何もない雨つんばくろよいつしよにゆかう六月三日 晴...
種田山頭火 「旅日記」
...石塔の雄和尚に初見参...
種田山頭火 「旅日記」
...種子には唯小さな石塔があるだけだつた...
田山録弥 「草みち」
...石塔は花札の模様入りにしてもらいまっさかい...
徳田秋声 「縮図」
...北向いにある墓地の最初の列の石塔が...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...小さな獣(けもの)が一つ、乱離とした卒塔婆と、石塔との間に、うずくまっているのを認めたものですから、茂太郎は、「来い、来い」と小手招きすると、その獣は、ニャオと鳴いてあちらへ行ってしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ切立ての一基の石塔であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それまで石塔のひとつに腰かけていたに違いない...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...道端の石塔の傍らで煙管を叩きながら私の追ひつくのを待つてゐた柚太は...
牧野信一 「剥製」
...きのふも珍しく色の青い眼鏡かけた書生が来て何か頻りに石塔を眺めて居たと思つたら...
正岡子規 「墓」
...お春は小さな石塔の前に坐って手を合せながら言うのでありました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...併しこの石塔の美しい佗びた氣持は相輪にあることは勿論で...
室生犀星 「京洛日記」
...おかしな話だが現にその地には元文五年に死んだと言う五兵衛の石塔が立ち...
柳田國男 「地名の研究」
...石塔磨きという墓地の不思議と一つにして...
柳田国男 「年中行事覚書」
...石塔の表にも文字ばかりを彫ったものが多く...
柳田国男 「年中行事覚書」
...この石塔を建てたともいい...
柳田国男 「雪国の春」
...石塔には、長政の戒名――いわゆる生前の戒名が刻んである...
吉川英治 「新書太閤記」
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