...それが石地蔵の数間手前まで迫った時...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...殆ど石地蔵と肩を並べる高さに達した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そのまゝ樹下(きのもと)に立せ玉ふ石地蔵※(いしのぢぞうぼさつ)の前(まへ)に並(なら)びたちながら...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...背向(うしろむ)きの石地蔵(いしじぞう)が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「昔ある辻(つじ)の真中に大きな石地蔵があったんですってね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...滅多(めった)に有る品ではないんだよ」「叔父さんは随分石地蔵(いしじぞう)ね」「また小供の癖に生意気を云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...冷たいはずの石地蔵の肌が人間のように生温かくなっていることが発見されました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石地蔵を揉んだって腹は立ちませんがね」「あのお鶴という小さい娘が取次いだのかい」「ヘエ」「療治の間主人は眠ってでもいたのかい」「とんでもない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...亭主が石地蔵と心中をしたなどという種は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三体の石地蔵様が坐(ましま)し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...アンナ・グリゴーリエヴナ! あの娘(こ)は石地蔵そっくりで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...石地蔵と生れ付たしょうがには...
二葉亭四迷 「浮雲」
...石地蔵に向っていいました...
柳田國男 「日本の伝説」
...六体の石地蔵に着せ申して還って来る...
柳田国男 「年中行事覚書」
...よく見ると石地蔵であった石であったというのと...
柳田国男 「山の人生」
...「そんなにうしろ向きに石地蔵を置いたように突っ立ってないで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...田の中の路の四つ辻の所に石地蔵があって...
横光利一 「旅愁」
...途中の藪(やぶ)だたみに石地蔵を抱いて沈んでしまったため...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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