...ふだんは石切りが仕事をする所なのでしょう...
芥川龍之介 「妖婆」
...石切りが忘れて行ったらしい鑿(のみ)を提(さ)げているのです...
芥川龍之介 「妖婆」
...……海岸に石切り場がある...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...御主人は石切りを仕事にしてゐる人ださうだ...
林芙美子 「屋久島紀行」
...ボンボンの箱のような小住宅が雑踏する巴里の郊外地帯(バンリュウ)を離れると間もなくブウレエの石切り場にさしかかる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...洞門と隣れる家に僧の来て鉦打ち鳴らす多比の夕暮静浦から韮山の方へ出るトンネルの付近は地方有数の石切り場で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...田舎に留まって石切り場で働くか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...ジャンチイイの石切り場わたしたちはやがて人通りの多い往来(おうらい)へ出たが...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そこでいつかねたことがある石切り場を見つけることにしよう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「車の輪(わ)のあとはどちらにあるね」「右のほうにあります」「石切り場の入口は左のほうだよ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...たぶんここには石切り場などはないのだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「いや石切り場にへいが建(た)ったのだ」「へいが建った」「そうだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...石切り場にねむろうとして失敗(しっぱい)して...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ジャンチイイの石切り場のあの晩(ばん)のような目に会ったり...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...職とする仕事も、運輸だけではなく、魚貝の売買、塩の仲次ぎ、小酒屋、石切り、鍛冶、車造り、馬子、輿丁(こしかき)、瓦焼き、木挽(こび)き、船大工...
吉川英治 「私本太平記」
...とりでの工事にはたらいていた石切りや...
吉川英治 「神州天馬侠」
...石切り職人のように坐(すわ)りこんだまま...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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