...さうして或日白隱が一つの悟りを得てその座禪の座から(彼は戸外の石上に坐して工夫を積んだといふことである)歸つて來る時に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...六 奈良縣山邊郡の石上神宮...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...石上(いそのかみ)の神宮(じんぐう)へお着きになって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...古き仏者の樹下石上の修行を踏襲したものとも言える...
高浜虚子 「俳句への道」
...樹下石上の旅にさまようた...
高浜虚子 「俳句への道」
...覚えず紀昌は石上に伏(ふ)した...
中島敦 「名人伝」
...裕福に暮して居る石上左傳次といふ浪人者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その端は石上という質屋の土蔵の横ッ腹へ突き当っている...
久生十蘭 「魔都」
...この顛末を勇齋が良石上人へ報せにゆくと...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ジオニシオス尊者ギリシアに長旅し疲れて石上に坐り...
南方熊楠 「十二支考」
...石上に坐するに都て土塵なし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...石上に与次兵衛といふものの碑あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樹下石上の武者生活をしてゐたものと觀るしかないのである...
吉川英治 「折々の記」
...一劍一笠で樹下石上を行とし...
吉川英治 「折々の記」
...樹下石上の武者修行生活をしていたものと観るしかないのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...寺内の石上で春山が二度も重ねてするわけはない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...樹下石上(じゅげせきじょう)の人だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一人(ひとり)は中納言(ちゆうなごん)石上麻呂(いそのかみのまろ)でありました...
和田萬吉 「竹取物語」
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