...やがて二人は石ころや木株のある険しい坂道(さかみち)にかかりましたので...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...そして家根には石ころをつみ重ねた家だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...とたんに上から土や石ころが...
海野十三 「火星兵団」
...「石ころじゃだめだ...
海野十三 「電気鳩」
...みんな石ころなの...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...漣(さざなみ)は静かに磯の石ころを洗い...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...鑵詰(かんづめ)の中へ石ころを入れて...
田中貢太郎 「春心」
...ゆっくりと石ころ道をおりていった...
壺井栄 「大根の葉」
...蛇(へび)にとっては亀は石ころと同様であり...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...しきりに石ころを蹴飛してやった...
豊島与志雄 「童貞」
...ごっそり石ころを持って帰るようになった...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...ひと握りの石ころが出て來ましたよ」「?」「内藤新宿の喜之字屋といふお茶屋からも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石ころの上に坐つて尻が痛かつたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...石ころだらけの道を...
三好十郎 「樹氷」
...怒るところを見ればこの石ころにもまだ少し脈はあると見える...
吉川英治 「三国志」
...石ころの多い坂の途中から...
吉川英治 「宮本武蔵」
...沢の石ころや草叢(くさむら)の中に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵が、一気に駈け下りてゆくと、石ころや土が、彼の踵(かかと)を追いかけて静寂(しじま)を破った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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