...石ころの多い空き地である...
芥川龍之介 「おぎん」
...彼は石ころのやうにこちんとした体と心とになつて自分の床に帰つた...
有島武郎 「An Incident」
...足裏にふれる石ころはすべすべして...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...石ころの多い磧をゴロゴロと歩いて...
石川欣一 「可愛い山」
...だだっ広い石ころ道が島の中心をなす岩山を囲んで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
......
竹内浩三 「南からの種子」
...・こばまれて去る石ころみちの暑いこと(川棚温泉留別二句の内)九月四日雨...
種田山頭火 「行乞記」
...――どこまで行く石ころみち...
種田山頭火 「行乞記」
...蛇(へび)にとっては亀は石ころと同様であり...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...石ころをつめたにせの柩を上に飾って...
寺田寅彦 「春寒」
...石ころという綽名がついた...
豊島与志雄 「霧の中」
...石ころ道を歩きはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...足もとから石ころを一つ拾った...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...石ころのように動かない此人達の生活を見ると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...夫々の家の屋上に一抱えもあらう程の石ころを河原から運んで...
牧野信一 「鬼の門」
...石ころのやうです...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...細巻の状紙を一つ取って「いくらだい」とおっしゃると土間の石ころを見つめながら「二十六銭」ききとれないような小さい声である...
宮本百合子 「同じ娘でも」
...大きな四角い石ころが一個(ひとつ)...
夢野久作 「暗黒公使」
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