...木の根石くれの嫌ひなく...
芥川龍之介 「芋粥」
...「八っちゃん十だけ白い石くれない?」といおうとしてふっと八っちゃんの方に顔を向けたが...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...一枚の銅貨、時には銀貨、それから石くれ、骸骨(がいこつ)、血まみれの死体、あるいは紙入れの中の紙片のように四つにたたまれた幽霊、あるいは何にもないこともある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...踏み歩くその舗石(しきいし)は単なる石くれであると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの賤(いや)しき石くれも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...このじぶんに『腹切れ』と刀つきつけし 西郷隆盛の顔猫の奴めが よるのまにわが 庭すみに へどしてゆきし白魚(しらうを)の なまぬるき 銀のひかり静かな 焔各(ひと)つの 木に各(ひと)つの 影木 はしづかな ほのほ石塊(いしくれ)と 語る石くれと かたるわがこころかなしむべかりむなしきと かたる...
八木重吉 「秋の瞳」
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