...自分の意識でしいて矯正(きょうせい)するために...
有島武郎 「或る女」
...博士の奇矯(ききょう)な言動には...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...もっと奇矯なのに...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...コナン・ドイルはこの上をこす奇矯なトリックを案出した...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...兄の酒癖を矯めるべく御祈祷を頼みに来たさうな...
種田山頭火 「一草庵日記」
...奇矯にわたる説に出逢っても...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...むしろ奇矯なる表現のみを重視していた...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...しかしこの欠点を矯(た)めずに母と不足なく暮らして行かれるほど...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...何を着ても批評する人の心が矯(た)められぬ間は非難が尽きないものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...決して奇矯(ききょう)激越の調でないことは統計的にも明らかである...
信時潔 「望ましい音楽」
...事々に子供らしさの本然性を矯められてると書いてるが...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...しかもその弁護人が摯悍(しかん)矯直(けうちよく)にして裁判官を面責することを恐れざる放胆を予(あらかじ)め示して置いたときである...
平出修 「公判」
...子供達の偏屈と意地悪とを矯正してやって呉れ...
松永延造 「職工と微笑」
...双方の偏向が互いに矯正される可能性が...
三好十郎 「俳優への手紙」
...それを分散させることによってその力を矯(た)め...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが私どもから見ると案外女の矯飾(きょうしょく)な弱点を男が美点だと誤解している場合があります...
与謝野晶子 「産屋物語」
...矯正することができるとおもふ...
吉川英治 「折々の記」
...ますます私はこのところ自分の身体を借用していた者の奇妙な知識と奇矯な行状について困惑を深めていった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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