...その不公平を矯正(けうせい)する為には...
芥川龍之介 「世の中と女」
...而かも何等の矯飾なく暴露してゐる...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...個人の幸福が即がて種族の改善に資するが如く社会が矯正せられなければならないといふのであつた...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...歐洲近代の觀念的表象主義を矯正する心熱的表象主義――それが新自然主義だ――をうち立てたのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...婦人矯風会の会員でもない...
薄田泣菫 「茶話」
...私のつまらないハニカミ癖を矯正(きょうせい)してやろうという意図なのか...
谷崎潤一郎 「鍵」
...けれどカルヴァートが現れたんじゃ――そこまで怖くはなさそうで……僕の好みからするとどうも奇矯過ぎますね――彼女に話したいのかそうじゃないのか...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...矯飾が伴いがちの修養のない点において...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...なるべくその弊を矯(た)めて四海みな兄弟の交わりをなさしめんとの旨にて...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...たとへ其れが矯激であつても...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...したがってこの孤立支離の弊を何とかして矯(た)めなければならなくなる...
夏目漱石 「道楽と職業」
...然ルニ今摸傚ノ弊ヲ矯メムト欲セバ...
西周 「學問ハ淵源ヲ深クスルニ在ルノ論」
...胎位の矯正や乳児の病気を取り扱っている特別な』著作がある...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...先生の思い違いを矯(ただ)すのは失礼なように思えて...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...かかる奇矯の言を爲すものでない...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...勿論その創作生活の奇矯と渋滞からに相違なかつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...しかし其語は他書にあつては矯飾に過ぎぬが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...陳矯(ちんきょう)...
吉川英治 「三国志」
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