...高きに翔る心が矮小なる者を蔑視し...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...菖蒲は矮生に仕立てられ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いつも不活溌で矮小(わいしょう)な汲取屋の馬なのである...
梅崎春生 「庭の眺め」
...加うるに、火星の生物は、体躯が矮小で、知能は高く、強大なる原動力を支配し、すでに地球上の地形風俗文化さえも調査ずみであり、実に恐るべき生物である...
海野十三 「地球を狙う者」
...矮小(わいしょう)な灌木や熊笹の繁茂している所がままあるが...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...矮鶏の見本として上乗のものがある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...躯幹(くかん)矮小(わいしょう)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...坐敷八畳の矮屋(わいおく)に過ぎず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...矮躯短脚の上に巨大な毛髪ジャングルを乗っけたお化け姿も...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...瀧の上の巖の頂には矮小なひねびた松がかぶりついて居る...
長塚節 「痍のあと」
...かの矮生の三尺バナナも中国の原産で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...矮屏孤枕昏昏臥...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此点は懶惰な朝鮮農民の粗末な矮屋と甚だ異つてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...トム公の矮小(わいしょう)なからだに...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...矮虎が自分の住居へ連れ込んでしまったきりだという...
吉川英治 「新・水滸伝」
...錦毛虎(きんもうこ)の燕順たあおれのこった」「おなじく兄弟分の矮脚虎(わいきゃっこ)王英」「つづいては...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飴(あめ)売りの王矮虎(わいこ)だの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...昔ながらの山野と矮屋(わいおく)とを見慣れた我々の祖先が...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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