...汝融和抱合の歡喜を知らざる矮小なる者よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...善魔で矮魔(こびと)の一種...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...矮人(ちいさご)の樂人(あそびを)めきし戯(ざ)ればみを...
薄田淳介 「白羊宮」
...わたしはそこの樫の矮林(わいりん)のなかに煉瓦がのこっているのを見た...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「矮鶏ですよ」といっても、どうも腑(ふ)に落ちないような顔をして「へへえ、矮鶏ですか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この矮鶏は製作は出来るだけ早く仕上げて若井さんにお渡ししようという考えで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...矮小(わいしょう)な体躯(たいく)に巨大な木槌頭(さいづちあたま)をした畸形児(きけいじ)...
谷崎潤一郎 「細雪」
...瀧の上の巖の頂には矮小なひねびた松がかぶりついて居る...
長塚節 「痍のあと」
...彼(かれ)の體躯(からだ)は寧(むし)ろ矮小(こつぶ)であるが...
長塚節 「土」
...この島に多いオヒエの矮樹(わいじゅ)が...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...――あの猿と来たらまたずいぶん矮小(わいしょう)だからな」知っていながらわざと間違えたふりをして見せたのか...
夏目漱石 「明暗」
...彼のように短身矮躯(わいく)で...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...そのほか矮鶏髭(ちゃぼひげ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...矮林、藪だたみ、雜草などに覆はれてゐる山の北に面した谿陰は、まだ雪が殘つてゐるが、南に向つた山の脊脈、崖をなした斷面は、暖かさうに日を受けてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...王矮虎(おうわいこ)が言い出して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...矮虎が行ったわ」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その矮虎(わいこ)どのは」このとき...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこで第四隊にいたその二将を、第一隊に入れ代え、燕順(えんじゅん)、矮虎(わいこ)、楊雄(ようゆう)、朱同(しゅどう)、柴進(さいしん)、李俊(りしゅん)などを二陣三陣として、城下へせまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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