...重さを置くに足らざる意識を執拗に把住する人格の矮小を恥づるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...小さな赤い葉をつけた矮生の楓樹は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...菖蒲は矮生に仕立てられ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その中央から樹齢四十年という美しい矮生の松が生え...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...狭いけれども宅には庭がありますから、右の矮鶏を、掩(ふ)せ籠(かご)を買って来て、庭へ出して、半月ばかり飼って置きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私の矮鶏(ちゃぼ)はその右側に置かれました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いうまでもなく矮鶏の一件のことは直ぐ同氏の耳に入った...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼(かれ)の體躯(からだ)は寧(むし)ろ矮小(こつぶ)であるが...
長塚節 「土」
...風景よりも人通りを気にして小径を出はずれると頭につかえる松の矮林の中へ腰をかゞめて姿を没した...
牧野信一 「雪景色」
...かの矮生の三尺バナナも中国の原産で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわち一は凌雲の大竹にして一は矮形の小竹なり...
牧野富太郎 「植物記」
...巨人さても矮身に似ぬ大力かなと驚き入り今一度力を試そうと大木を引き抜き二人で運んで見んと言うと...
南方熊楠 「十二支考」
...矮小な正木博士が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...矮(ひく)い灌木かなにかのやうに思つてゐたのが...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...矮(ひく)いえにしだの中を...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...矮小(わいしょう)で脚の短い男だった...
吉川英治 「親鸞」
...ただその矮小を嘆くということは...
和辻哲郎 「城」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??