...大ぜいの矮人(こびと)が紅い帽子をかぶつて...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...世間で一升桝(ます)に雄雌這入(はい)るのが好いとか、足が短くて羽を曳(ひ)くのが好いとかいうのは、これは玩具(おもちゃ)で、いわば不具同様、こんなのは矮鶏であって、矮鶏ではない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...狭いけれども宅には庭がありますから、右の矮鶏を、掩(ふ)せ籠(かご)を買って来て、庭へ出して、半月ばかり飼って置きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...世間に通用する矮鶏をチャボのモデルとする方に考えが決まりましたのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...あの矮鶏はおよそ幾日位で出来ますか」と...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...矮小の市民である...
太宰治 「鴎」
...退屈な矮木林(わいぼくばやし)となって...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...霜枯(しもが)れそめた矮(ひく)い薄(すすき)や苅萱(かるかや)や他の枯草の中を...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...矮鶏(ちゃぼ)が夫婦で連れ添うて餌をあさりに来たことのほかには...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの矮生の三尺バナナも中国の原産で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...矮(ひく)い天井に只一つ小さな硝子(がらす)窓があつて寝ながら手を延(のば)せば開閉(あけたて)が出来る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...矮(ひく)いえにしだの中を...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...なんて鼻の下の長い奴だろう」矮虎の顔を指して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それに従(つ)いて、いかにも不服面(づら)なのは、王矮虎だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...新夫婦の矮虎(わいこ)と一丈青は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...矮小(わいしょう)で骨太だったと報じられていたが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...矮短(わいたん)な身を起こして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...私たちが今矮小だという事実は...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??