...花くだけちる短夜を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...と同時にその俳句の方の事実の大部分は紅梅とか短夜とかいう季のものがこれを占めていることに注意しなければなりません...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...ただ取り止めもつかぬ短夜の物語である...
寺田寅彦 「やもり物語」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...* * * *短夜(みじかよ)の明けぎわにざっと一降(ひとふ)り降って来た雨の音を夢うつつの中(うち)に聞きながら...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...短夜の夢にふと聞く時鳥(ほとゝぎす)の聲...
永井荷風 「蟲の聲」
...短夜の夢ばかりではない...
永井荷風 「雪の日」
...こよひもはやくいねて廚なるながしのもとに二つ居て蛙鳴く夜を蚊帳釣りにけり鬼灯(ほゝづき)を口にふくみて鳴らすごと蛙はなくも夏の淺夜をなきかはす二つの蛙ひとつ止みひとつまた止みぬ我(あ)も眠くなりぬ短夜の淺きがほどになく蛙ちからなくしてやみにけらしも夜半月冴えて杉の梢にあり小夜ふけて厠に立てば懶げに蛙は遠し水足りぬらむ六月一日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...長日短夜で必要程度まで栄養生長をさせたら...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...または短夜や八声(やこえ)の鳥は八ツに啼く茯苓(ぶくりょう)は伏しかくれ松露は露(あらわ)れぬ思古人移竹去来去り移竹(いちく)移りぬ幾秋ぞの如く文字を重ねかけたるもあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...眠り落ちた短夜(みじかよ)の真夜中過ぎ――部屋の窓から...
吉川英治 「剣難女難」
...四暁早い短夜...
吉川英治 「剣の四君子」
...短夜(みじかよ)のさらに短い一ときも...
吉川英治 「私本太平記」
...短夜はすぐ明けた...
吉川英治 「私本太平記」
...まだ短夜(みじかよ)も明けない逢坂山(おうさかやま)の木立の上に...
吉川英治 「新書太閤記」
...短夜もまだ明けぬうちから身支度や馬の用意に大吉寺は騒(ざわ)めいていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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