...志賀重昂(矧川)の『日本風景論』書出(かきだし)の文句の中にあった...
宇野浩二 「それからそれ」
...矧(いはむ)や月ごとに数十金を捐(す)てて無用の淫書を買ふは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...矧(まし)てや絃歌(げんか)の響などは起らなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...矢矧(やはぎ)の長者の娘と仰っしゃっておいででしたが...
吉川英治 「私本太平記」
...三河の矢矧(やはぎ)まで退き...
吉川英治 「私本太平記」
...三河の矢矧(やはぎ)から西へは進み出るなと固くいましめておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...「矢矧川から西へは一歩も進んではならぬ」という軍命令の下におかれていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...矢矧(やはぎ)の柳堂において...
吉川英治 「私本太平記」
...つい先ごろには足利方として矢矧(やはぎ)の陣にいたのであるが...
吉川英治 「私本太平記」
...矢矧川(やはぎがわ)布令(ふれ)がまわった...
吉川英治 「新書太閤記」
...矢矧川まで出てみると...
吉川英治 「新書太閤記」
...矢矧の大河は、とうとうと押し流れてはいたが、矢矧の大橋はなかったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...てこでも動く面構(つらがま)えではございません」「――矢矧川で?」どうしても思い出せないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...矢矧川といい、日吉といい、十年も前の路傍の一些事(さじ)は、小六正勝にとってもう念頭にもなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...と矢矧川が同時に鳴った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...矢矧の橋桁(はしげた)の陰へと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ゆうべ矢矧(やはぎ)の辺りで家中らしい黒扮装(くろいでたち)の卑怯者を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...門人ふたりが矢矧(やはぎ)の橋もとで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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