...またさう知的なものでもない...
田山録弥 「心の絵」
...* A・ヴェーバーは「社会過程」の床の上に横たわる二つの文化形態――精神的なる「文化」と知的な「文明」と――を区別して「文化」の歴史的発展は常に突然な創造の形態を示すのだから...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...認識論(普通之は人間的経験を単に知的な機能又は成果としてしか取り扱わない哲学部門であるが)的に云えば...
戸坂潤 「技術の哲学」
...哲学的物質――夫がカントでは不幸にも不可知的な物自体であった――の...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...へんに混血児らしい知的な顔をつんとさして...
豊島与志雄 「田舎者」
...それが理知的な色に包まれ...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...彼女は彼が出会った最初の理知的な女であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは非常に知的な玩具(がんぐ)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...知的な笑いをもってる民衆である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...知的なものを越えた正しい「繊細な知恵」(デリカテス)が潜んでいることをいろいろの角度から検討しはじめたのである...
中井正一 「美学入門」
...理論にかんして日本の知的な特異性は...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...バッハの理知的な音楽だったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...知的な与謝野晶子「与謝野(よさの)鉄幹はじめ新詩社の同人総出演で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...より知的な人物である如く考える人があるならば...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...外部からの知的な観察を試みる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...心の知的な能力についての...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そこには知的なものよりも情的なものが深く湛えられている...
三木清 「親鸞」
...知的なる直觀を謂はば生の中心におき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
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