...さうして彼女はそれを理知的な修養の力によつて除くより他はないとおもつてゐた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...どんな相手の心も見ぬきそうな知的なかがやきを持っていた...
海野十三 「海底都市」
...しかしけだかい知的なはたらきとしての読書についてはほとんど...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...知的なところが少しもないのが気に入らなかったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...知的な顔に微笑を浮べて...
豊島与志雄 「田舎者」
...知的な笑いをもってる民衆である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...理知的な或は現代的な女ではなく...
豊島与志雄 「白蛾」
...知的な眼を輝かしている...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...あの哲学的な理知的な頭で...
豊島与志雄 「別れの辞」
...商業的知的なものと...
中井正一 「美学入門」
...知的な意味でメソポタミアの影響のもとに人種と国は分かれて「バビロニア人」になり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...知的な「頭脳(ヘッド)」で作るからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...知的ないい顔をしたIRCのグルネルさんとルロォさんが立っていて...
久生十蘭 「だいこん」
...――驚異はあらゆるパトスのうちに純粋に知的なる性質のものである...
三木清 「科学批判の課題」
...最も粗野なものから最も知的なものに至るまで...
三木清 「人生論ノート」
...最も粗野なものから最も知的なものに至るまで...
三木清 「人生論ノート」
...知的なる直觀を謂はば生の中心におき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...日々の空気がもっと知的なら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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