...彼女の安否を知悉しております...
...彼はその事件について既に知悉していた...
...彼がその計画を知悉する前に私たちは行動を開始した...
...私たちは情報を知悉するために適切な手段を取る必要がある...
...彼女の身の安全に関する情報を知悉した...
...それから光線そのものの特質の全体を知悉(ちしつ)することが出来ぬと同様に...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...しかして神の智慧を知悉(しりつく)しても神の心が解らずしては...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...かれは自分の体験から割り出して知悉(ちしつ)していた...
江戸川乱歩 「影男」
...四熊本に居る頃の漱石氏は何度上京したか私はそれを知悉(ちしつ)しない...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...女性の浅間(あさま)しさを知悉(ちしつ)しているつもりでありました...
太宰治 「女の決闘」
...以前から知悉(ちしつ)していました...
太宰治 「風の便り」
......
アルフレッド・テニソン 坪内逍遙訳 「シャロットの妖姫」
...但し此般の事実は既に天下公衆の知悉する所たるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...事件を知悉(ちしつ)した者の眼からすれば...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...参審一同「暴状」について知悉しているにかかわらず...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...既知の事柄から出発して未知の事柄を探り求め自然を科学的に知悉することである...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...しかしこの委曲(いきょく)を知悉(ちしつ)していた人は世間(せけん)に少ないと思う...
牧野富太郎 「植物知識」
...思慮清浄を求むるに不言不筆の感化力に須(ま)たざるべからざるを知悉すればなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それは幕政の局に当つて財況其他の実情を知悉し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...誰も知悉(ちしつ)しているからだった...
吉川英治 「三国志」
...知悉(ちしつ)している人間である...
吉川英治 「平の将門」
...ところでまたジルベールがどうしてドーブレクの日常生活を知悉(ちしつ)していたか? いかなる方法を用いて捜索したか? あの晩...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...この二册に就いては多く諸君の知悉(ちしつ)せらるる所だらうと思ふので筆を略(はぶ)く...
若山牧水 「樹木とその葉」
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