...彼女の安否を知悉しております...
...彼はその事件について既に知悉していた...
...彼がその計画を知悉する前に私たちは行動を開始した...
...私たちは情報を知悉するために適切な手段を取る必要がある...
...彼女の身の安全に関する情報を知悉した...
......
有島武郎 「星座」
...女性の浅間(あさま)しさを知悉(ちしつ)しているつもりでありました...
太宰治 「女の決闘」
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アルフレッド・テニソン 坪内逍遙訳 「シャロットの妖姫」
...その子供をしてそういう言辞を言わしむるようになった必然な沿革や環境や与件を知悉(ちしつ)しなければならない...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...但し此般の事實は既に天下公衆の知悉する所たるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その創作当時の各作者の事情を知悉することは恐らく不可能であろう...
豊島与志雄 「月評をして」
...組合運動の闘士たることを知悉しながら...
豊島与志雄 「立枯れ」
...悲憤慷慨(こうがい)もよくその原因を知悉(ちしつ)した上のことでありたいというので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...吾妻鏡が鎌倉時代史の貴重なる史料なることは苟も史學に志ある者の知悉する所たり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...されど博士の所謂前半後半の經界は博士の吾妻鏡考中に見えざれば今高見を知悉するに由なし文治以前は措て論せず今其以後につきて追記と思惟せらるゝ二三の事實を列擧して以て蛇足を添へむと欲す...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...何もかも知悉(ちしつ)していて...
堀辰雄 「窓」
...何もかも知悉してゐて...
堀辰雄 「窓」
...すなわち京都辺で親しくこのサクラを眺めてその状態を知悉(ちしつ)している士は...
牧野富太郎 「植物記」
...しかしこの委曲(いきょく)を知悉(ちしつ)していた人は世間(せけん)に少ないと思う...
牧野富太郎 「植物知識」
...予が人の種でない證據に過去現在未來のことを知悉し居り...
南方熊楠 「人柱の話」
...充分に知悉(ちしつ)していながら...
吉川英治 「三国志」
...正成の人となりもよく知悉(ちしつ)しており...
吉川英治 「私本太平記」
...知悉(ちしつ)している人間である...
吉川英治 「平の将門」
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